コレに注目!
製造部圧延課連鋳係 ハンドルネーム ナイスキャッチ
私が野球を始めたのは入社してからでした。友人に野球クラブに誘われて軽い気持ちでやり始めたはいいものの、学生の頃からやっていたわけではなかったので、最初はとても難しく感じました。球の捕り方は基本的に同じなのですが、フライやゴロ、ライナーボールなどそれぞれに捕り方のコツはあるとのこと。野球に慣れていない私にとってはそのコツをつかむのに時間がかかり、最初はあまり楽しいとは感じませんでした。それでも、友人にグローブの出し方などコツを教えてもらいながら練習を続けていくうちに、少しずつではありますが、うまく捕球することが出来るようになりました。 反射的捕球でやみつきに ある程度捕れるようになったある日、私も野球クラブ同士の練習試合に出場させてもらいました。本格的な試合は初めてということもあり、最初は大変緊張していましたが、地道に頑張ってきた練習を一つ一つ思い出しながら守備につきました。 しばらくして、打球が弧を描くようにこちらのほうへ飛んできました。不思議なことに反射的に体が動き、夢中でボールを追っている自分がいました。気づいたときには自分のグローブの中にちゃんとボールが収まっていました。練習の成果が出たのだ、と思うと嬉しくて、ますます野球の面白さを感じることが出来ました。 しかし、私が所属していた野球クラブの練習時間が夜だったので、そのうち毎日練習に向かうことが難しくなりました。徐々に練習に行かなくなり、野球からも離れ始めたあるとき、社内で野球をやりたい人が、思っていたよりも多いことがわかりました。「会社で野球部を作れば練習や試合に出場できるのでは」と呼びかけたところ、数人が集まり会社の援助を受け野球部を作ることができました。もちろん私も所属しています。 野球を始めた当初は球を捕るのもままならなかった私ですが、今では集まった仲間と休日に野球で楽しく汗を流しています。