娘の誕生日プレゼント
総務部経理課 ハンドルネーム 迷えるママ
「何にしようかな・・・?」 もうすぐ娘の誕生日、毎年プレゼント選びは迷ってしまう。娘は花が好きなので、本人の希望により、一昨年は花の名前が分かる本にした。昨年はバッグ。「シンプルなバッグにアクセサリーをつけてほしい」という娘からの要望に応えて、私は幾晩か子供が寝た後に「レース編み」の真似事をして、いくつか花のモチーフを作り、バッグに縫い付けた。イミテーションの花も飾った。 彼女は手作りが好きなのだ。今年はどうしよう。手料理はいつものことだし、手が込んでいるからと喜ぶ年齢ではない。だとしたら、やはり手作りプレゼントかなぁ。う~ん!毎日、大忙しの私にとっては、超大変!子どもが成長するにつれて迷い方も大きくなってくる。 相手の好みと、自分の見立てと 私の母もクリスマス・プレゼントにはずいぶん迷ったらしい。私たち姉妹はサンタさんの正体がわかっても、高校卒業までプレゼントを欲しがったようだ。何をもらったかはあまり記憶がないのに、プレゼントがすごく嬉しかった記憶だけは残っている。 プレゼントを選ぶとき、相手の喜ぶ顔を思い浮かべて、好きそうなものを選ぶ。たまには意表をついて、相手の好みよりも、その人に似合いそうな物を選んでみる。以前会社の同僚に、自分では思いもつかなかった色のストールをもらって、実は気に入ってしまったことがあるからだ。 私は父の洋服を選ぶとき、父の好みだけでなく「着て欲しい色や柄」を選ぶことが多い。娘2人と母の、女3人で選んだ服を、父は必ず身につけてくれる。プレゼントした私たちにとって、これがまた嬉しい。自分たちのイメージが合っているかどうか、また話に花が咲く。 はてさて娘の誕生日プレゼントだ。こんなことを考えていると、ますます迷ってきた。ウィンドウショッピングをかねてお店を回ってみたけど、なかなか気に入るものは見つからない。決まるまでにはまだしばらくかかりそうだ。 しかし、「何をプレゼントしたら驚くかな」「何だったら喜んでくれるかな」など、相手のことを思いながらプレゼントを考える時間は、じつは、その人が私にくれた、大切なプレゼントなのかもしれない。