私、自他？共に認める温泉好きです。温泉好きが昂じてネットの温泉サークルに加入してあっちこっちの温泉に行っています（笑）。

　さて、今回はワンコインで楽しめる温泉の紹介ということで、県内の温泉で入場料500円以下を紹介します。

　最初は、「凧」です。

どうです、温泉らしくない名前でしょう。場所は高岡市岩坪にあります。能越自動車道「高岡北ＩＣ」から5分の所にある温泉で、いわゆる普通の温泉です。
　ログハウス風の建物の中はＬＯＨＡＳな感じで冬でも南の島風な雰囲気があります。
　ＢＧＭもドノバンフランケンレイターが流れていたりして、普通の銭湯とはちょっと違っています。で、肝心の温泉は。
　浴場は大きく4つ、内風呂の泉質は単純泉で、４３℃、３９℃、２５℃の３つの温泉の異なる湯船があります。露天風呂は重炭酸ソーダー冷鉱泉で湯温は４２℃、お湯に入るとお肌がつるつるになります。温泉は全てかけ流しです。
　洗い場は１０箇所くらい？ですが、蛇口やシャワーから出るお湯は全て温泉が出てきます。
　私の「凧」の楽しみ方はとにかく温泉に浸かってふやけることです。湯温の異なる温泉をそれぞれ楽しみながらじっくりゆっくり温泉に浸かり、温泉を飲んで（飲料可です、もちろん専用蛇口あります）体中を温泉で満たすことです。
　晴れた日に鄙びた山里の温泉で、時間を過ごすことの贅沢を味わってみてはいかがでしょう。

公式ホームページ
「凧」温泉へようこそ

　次は朝日町の小川温泉元湯「ホテルおがわ」の「天然洞窟野天風呂」です。

　こちらは「ホテルおがわ」のフロントで入場料500円を支払い、ホテルを出て川沿いに７〜8分歩くと見えてきました脱衣場。肝心の温泉は脱衣場の横の洞窟の中です。洞窟の上の方から3本の温泉が落ちてきて湯船を満たしています。
　この洞窟は湯の華が凝固した洞窟で、天然記念物にも指定されているそうで、少し熱めの温泉に半身浴のように浸かったり、岩場で涼んだりしながら、清流が流れる河のせせらぎや、緑の山肌を見るともなしに見ていると、時間の経つのを忘れます。
　この温泉の楽しみは、見知らぬ人たちと知り合いになれることです。露天風呂という環境がそうさせるのか、こんな温泉まで来るくらい温泉好きの人だからかはわかりませんが、この露天風呂に入っていると、同じ湯船の全く知らない人たちと話す機会が多いことに気がつきます。
　「どこから来たのか？」「この温泉の感想は？」「どこの温泉が良かった、悪かった」とか、まあ、温泉にまつわる話をし始めるとのぼせて倒れるくらい話が尽きません。

「小川温泉元湯　ホテルおがわ」ホームページ

　温泉を通していろんな人と知り合いになり、お付き合いさせてもらっています。
　まあ、袖振りあうも他生の縁といいますが、裸の付き合いなので、袖振りあうことはないのですが、同じお湯を楽しんでいる者同士、一期一会の方もいれば、長くお付き合いさせてもらっている方もいます。
　ワンコインで疲れが取れて、癒されて、おまけに世界が広がると思えば、温泉も侮れません。
　是非ご家族、ご友人を誘って浸かってみればいかがでしょうか。