コレに注目! 私のフォトライフ
製造部圧延課 ハンドルネーム シャッターチャンス(60代前半・男性)
写真に興味を持ち、撮り続けてもう20数年になりますが、まだ自分で「これだ!」と納得できるものを手に収めることができません。奥が深くてまだまだ修行中、毎回新しい発見にワクワクする思いです。ここで1年の撮影スケジュールを書いてみたいと思います。
【冬〜春】2〜3月には、富山市野中の「白鳥の里」、3月末には、南砺市井ノ口村の「椿祭り」へと足を運びます。そして4月には、近場の桜の名所へ車を走らせます。
「桜×夕暮れ空」がベスト 3月、桜のつぼみが芽吹くころ、犬の散歩で自宅近くのいたち川(*1)を歩きながら、川沿いの桜並木のつぼみの状態を観察し、一番立派に花をつける木を見極めます。
そして、桜が満開になるころ、出勤前にカメラを持って出向きます。撮影日記をつけていますが、一番立派な花をつける木は毎年一緒のようです。日当たりのせいでしょうか? これは持論ですが、桜の撮影は、夕方から日没にかけての時間帯がベスト・タイミングです。少し薄暗く夕日で赤みがかった空に桜の木が映え、とてもきれいな写真が撮れます。 今年は、富山市の松川沿いや、入善町の舟川沿いにも桜を撮りに出かけました。舟川周辺では、桜と同時期にチューリップや菜の花も咲くので、3点セットのコラボレーションが素晴らしく綺麗です。
【夏】6〜7月は高山植物がきれいな時季なので、撮影のためよく山に登ります。
2年ぶりの再会に感動 5年ほど前に長野県の乗鞍へ登ったときのこと、コマクサという高山植物を初めて見て、その可愛らしい姿に一目ぼれしてしまいました。すぐさま写真を撮ろうとしたのですが、花の周りに柵が張ってあり、なかなか近づけずうまく撮影することはできませんでした。
コマクサ
それから2年後、長野県の志賀高原(*2)にでかけたときのこと。蓮池からロープウェイ、リフトに乗り換え、高天ヶ原付近に到着すると、そこには数々の高山植物が咲き誇っていました。そしてコマクサにも再会できたのです。コマクサが咲いていることは知らずに来たので、驚きと嬉しさで思わずカメラを構えました。ここでは、コマクサの花にレンズを寄せて撮る事ができ、とてもきれいな接近写真が撮れました(上写真)。同じく高山植物である、ニッコウキスゲにも目を奪われ、可憐な花にはいつも感動します。
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)
【秋】志賀高原は、秋にかけてもたいへんきれいな風景をみることができます。9月にはリンドウ、そして10月には紅葉が見ごろです。
“通”のみぞ知る紅葉の名所 まず、10月前半には一沼周辺がいち早く紅葉し始めます。ナナカマドという植物の葉が真っ赤に色づく様子は、まさに芸術です。少し遅れて中旬過ぎには、白根山周辺が色づき始めます。ここは、実は「写真愛好家であれば知る人ぞ知る」というわれる紅葉の名所で、日の出の時間帯の絶景を撮るべく、夜明け前から多くの写真家でにぎわっています。 私も紅葉シーズンになれば、志賀高原に3〜4回撮りに出かけます。同じ場所でも毎回違う顔を見せてくれるので退屈しません。また、東北方面に、良い撮影スポットが多くあると聞くので、今年はぜひ行ってみたいと思っています。
今の目標は、来春に、桜の名所・福島県の三春滝桜(*3 日本三大桜の一つ)を撮ることです。天候に大きく左右されますが、晴天の下にそびえる日本一の「滝桜」をカメラに収めたいものです。 私の写真人生はまだまだ入口に入ったばかり。これからも写真の奥深さを知り、フォト・ライフを楽しみたいと思います。
*1 富山市「いたち川そぞろ歩き」を楽しむ 観光まちづくり情報サイト http://www.itachi-river.com/
*2 上信越国立公園 志賀高原の公式サイト http://www.shigakogen.gr.jp/
*3 三春滝桜(Wikipediaより引用) 満開の三春滝桜 毎春全国から20万人の観光客が訪れる. 三春滝桜(みはるたきざくら)とは、福島県田村郡三春町にある、樹齢1000年以上のベニシダレザクラ(紅枝垂桜)の古木である。「三春の滝桜」、または単に「滝桜」とも呼ばれる。