特別企画
| 体を動かすってこんなに楽しい！ |
秋はスポーツを始めるにはよい季節です。日頃の運動不足を痛感されている方も、今年の秋から気軽にできるスポーツを始めてみてはいかがでしょう？
今回は、過去の月刊OTANIでご自身が取り組むスポーツについてご紹介いただき現在も継続されている方に、そのスポーツの魅力や近況、今後の目標などをうかがいました。
もともと泳ぐことが苦手だった着実スイマーさん。しかしご自身なりの工夫で、泳ぐことへの楽しみを発掘され、苦手を克服されました。“みずみずしい”生活、そして「水泳を楽しむ」一環として始められたプールコレクションは、いまだ継続中なのでしょうか？
「気持ちよい泳ぎ」に変化が
管理部 ハンドルネーム 着実スイマー（60代・男性）
「50の手習い」で始めた水泳も今年で12年目となった。2年前にこのページに投稿した頃から比べると随分と運動量は減ったが、何とか月6回程度のプール通いを続けている。
水泳を続ける動機付けの一つとして色々なプールへ出かけることも目標にしたが、この2年間で13箇所を新たにコレクションに加え合計80箇所となった。積極的に新規開拓する気力はやや衰え「何かのついで」の形が増えてきた。
例えば、最近では『滑川室内温水プール』へは墓参りの帰りに訪問し、『いなみ交流館ラフォーレ』へは、街並みの写真撮影と組み合わせて出かけた。この、いなみのプールでは“60歳以上100円引き”の特典にもあずかり2年の歳月を実感した。
“速さ”から“持続”に
一方本質の泳ぎ方にも変化が出てきた。非日常的な刺激も必要と思い、「日本海マスターズ」や「富山県マスターズ」といった競技会にも参加した。が、ここ2回は日常的に十分な刺激があること（？）や体調不良も重なり、欠場してしまった。最近はいかに気持ちよく泳げるかを追求することに重点が移ってきた。例えば泳ぐ時間帯を考えたり、泳ぎ方そのものを変えることである。今年の夏は特に暑かったが、それでも屋外のプールで営業終了時間間際となると微妙な夏の弱さを見つけることができ、ちょっと爽やかな気分に浸れた。泳ぎ方では、一往復するたびにプールサイドの時計を確認するのではなく、30分くらいをゆっくりとクロールで泳ぎ続けるといったやり方を模索している。
そのことにより、どのような効用があるのかは分からない。多分、“ただ泳ぎ続ける”そのことを何歳まで継続できるのかが重要なのであろう、と思っている。
古代ギリシャでは『文字も泳ぎも知らないものは無教養』とされたそうであるからそのことも励みにして新たなプールにも出かけようと思う。
★着実スイマーさん 過去の記事★
2008年11月号 コレに注目「苦手克服で“みずみずしい”生活をゲット」
http://www.e-osc.co.jp/081105m_otani.html
自身のご趣味である山歩きのすすめを紹介されていた大和鉄人さん。「まず、外に出てみよう」と、気軽に始められる山歩きを伝授してくださいました。さて季節は秋。山は鮮やかに装いを変え、新緑の季節とは違った魅力をかもし出しています。大和鉄人さんおすすめのコースを楽しんでみてはいかがでしょう？
計画練るのも登山の楽しみ
製造部 ハンドルネーム 大和鉄人（50代・男性）
私の生まれ育った奈良県は、ご存知のとおり、周りを山々に囲まれた盆地です。身近に山があったことで、私の登山歴は中学生時代に始まりました。今住んでいる富山県高岡市から見る雄山、別山、剣岳と連なる日本アルプスに比べれば、険しさは比ではない山々ですが、抵抗感や特別な覚悟をしないで、気軽に楽しむことができます。
今まで私が登った山は、奈良県と大阪府との県境に位置する、金剛山であり葛城山、この葛城山系の北端にある二上山（今の読みは、にじょうさん、万葉の頃の読みは、ふたかみやま）などです。万葉集などの古い歌集でお耳なじみの山だと思います。二上山では、現在も研磨剤として利用される金剛砂が採れると聞いています。
奈良県東部から三重県境にかけて、大台ケ原の日出ヶ岳を抜け大杉谷を過ぎて松坂に出るというコースもなかなか魅力的です。近くには山岳信仰の霊場、山上ヶ岳があります。
北隣の滋賀県まで足を伸ばせば、琵琶湖西岸に比良山系が連なり、武奈ヶ岳や金糞峠のコースが楽しめます。
富山は登りたい山の“宝庫”
富山に来て、日々、日本アルプスを眺めて「富山」の意味を実感しています。この山々は「気軽に登る」という山ではありませんが、登山を趣味とするものにとっては、国内でこれ以上の魅力は無い
とも言える山の宝庫です。木曽駒、穂高、乗鞍（ロープウェイ等がある）などは、すでに登りました。印象的だったのは、白馬から唐松、立山から入り最終欅平、忘れてならない御岳参り…他にもいろいろ行ったけど、数えきれないくらいです。
山は飽きるということはありません。ひとつ登れば次はどこ、という具合に、それぞれの山にはそれぞれの魅力があります。
これから行きたいところは、屋久島。九州の最高峰の宮之浦岳と縄文杉は、どうしても行きたいと思っています。淀川登山口（標高1,400m）から宮之浦岳（1,900m）を越え、新高塚小屋（1,400m）で泊り。翌日、小屋を出て、縄文杉（1,300m）を経て荒川登山口（600m）まで下りる、という具合にもうコースが出来上がっています。
この島までの行程は、鹿児島まで行き、飛行機か船で渡るしかありませんでしたが、昨年から、伊丹からの直行便（一日一便）ができたようです。時刻を考えると、最低四日必要だなあ…。計画を練るところから登山の楽しみは始まっています。
★大和鉄人さん 過去の記事★
2006年5月号 エッセイ「山歩きのすすめ」
http://www.e-osc.co.jp/060504theme1.html
通っているジムの店長にすすめられて始めた「ベンチプレス」。出場した関西大会では、富山県の新記録をたたき出すも、大会の公式記録として認められず悔しい思いをした、とのこと。全国一、世界一を目標に、仕事と両立しながらトレーニングに励むマッスル・リベンジさんの“いま”は？
自分との戦いでベスト更新
製造部製鋼課 ハンドルネーム マッスル・リベンジ（30代・男性）
このページで、ベンチプレスのことを書いたのは1年前。今も変わらずジム通いは続いています。ただ、勤務の関係で通う頻度は少なくなりました。今は多くて週3回ほど、1～2時間ほどのトレーニングを続けています。ジムの店長からは、「もっと真剣に練習しろ」といわれますが、なかなか難しいのが現状です。
普段のトレーニングでは、まずベンチプレスで胸の筋肉を、その後30㎏～50㎏の小さなダンベルで上腕二等筋など腕の筋肉を鍛えます。今では、同じジムに通っている人たちにトレーニング上でのアドバイスをするようにもなりました。仲間達と切磋琢磨して頑張るのも良いものです。
この夏2度の県大会で優勝
7月と8月に行われた富山県大会に出場しました。富山県内でもベンチプレスの競技人口は増えているようで、私が出場した60kg級でも数人ですが増加したようです。競技に人気が出てきていることはとても嬉しいことです。試合では練習の成果を発揮でき、結果はどちらも優勝。8月の大会では130kgを持ち上げることが出来ました。これは自己ベスト記録だったので、とても嬉しかったです。
近い将来、140kgを持ちあげることが目標です。2.5kg増えただけでも重さは全然違うので10kgは大きいですが、全国レベルの160kgも視野に入れてトレーニングに励みたいと思います。
原則個人競技なので日々自分との戦いですが、ストイックにトレーニングするのは自分の性分には合っていると思います。そして、今まで上がらなかったものを上げられたときの喜びは何物にも替えられません。あとは、上半身をたくましく鍛えたい方にもオススメのスポーツだと思います。
今後も40歳くらいまでは記録に挑戦し続けたいと思います。その後も趣味として60歳、70歳まで続けていくつもりです。
過去の輝かしい栄光の数々（ご本人提供）
※写真をクリックすると拡大表示されます。
★マッスル・リベンジさん 過去の記事★
2009年7月号 エッセイ「鍛え直したカラダで世界一へ！」
http://www.e-osc.co.jp/090704m_otani.html
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