家庭菜園に挑戦
製造部圧延課 ハンドルネーム 1分間の浅い話(50代・男性)
去年の秋、家の庭にイチゴ苗を植えました。 それまでは妻がパンジー、バラ、ひまわりなどの花を植えていたのですが、秋になり、花も少なくなったころ、息子が「花ばかりではなくて、実のなるものを植えたら」と提案してきたので、植えてみることにしました。子供の頃、親たちが家庭菜園でイチゴを植えていたので、栽培の段取りは心得ていました。10月に苗植え、肥料を定期的にやりますが、その他は特別な世話はいりません。 そして今年の4月、白い花が咲き、小さな蒼白い実を付けました。5月の20日を過ぎると、その実も少しずつ赤く色ずんで来ました。 いよいよ赤くおいしそうにイチゴが熟してきたある休日、「我が家、初収穫のイチゴの味は、さぞかし…」と、摘み取ろうとしゃがみこんで、ふと見ると、近所の保育園児がその様子を見ているではありませんか。私がその子ども達に「摘んで家にもって帰って食べられ」と言うと、嬉しそうに赤いイチゴを摘み取り始めました。男の子2人と、3歳くらいの女の子でしたが、女の子はイチゴをもぎ取るのに、結構苦戦!お兄ちゃんらしき男の子が手伝ってあげて、手のひらいっぱいに持って帰って行きました。 種類も場所も増やそうと 妻にその話をした翌日、今度は妻がイチゴの収穫をしているとき、たまたま昨日の子供達がまた通りかかったので、昨日の私のように子供たちを招きいれ、摘ませてあげたそうです。味の感想を聞いてみると「スッゴク美味しかった」と満面の笑顔で応えてくれたことが、妻には嬉しかったようです。子供達が嬉しそうに帰っていく後姿を見て、妻も作ってよかったと思ったと言い、話を聞いた私も子供たちの様子を思い出して、つい笑みがこぼれました。 私の口に入ったのは数日後でしたが、自分で育てたイチゴは初めてにしてはとてもおいしく感じました。今年も挑戦したいと思います。イチゴだけでなく手軽に栽培できるミニトマトなども作ってみようと思います。定年後は、作る種類や場所をもっと拡大して、近くの保育園や施設におすそわけできたらいいと思います。みなさんも家庭菜園どうですか。