私は小学校、中学校と野球をやっていました。
私が野球を始めたきっかけは、もともと運動が好きだったからですが、スポーツの中で野球にしたのはやはりテレビで見ていてかっこいいと思ったからです。
　プロ野球の試合を見ながら、ホームランはもちろん、抜かれそうになったボールに横っ飛びで飛びついたり、ベースに飛び込んでのファインプレーには、すごくあこがれていました。自分も将来あの場所でプレーをして活躍したいな、という思いがありました。
　でも、野球の魅力は、個人のすごいプレーだけではなくて、チーム全員で勝つということ。一人だけの力では勝つことができないので、“次につなげる”ためのプレーや守備の連携が大事だといえます。

　野球を始めて最初のころはグローブからすぐにボールがこぼれてしまい、なかなかうまくキャッチできなかったり、バットが重くてうまく振れずにボールにかすりもしなかったりと、全然ダメでした。
　でも練習するうちにグローブでボールをつかむ位置やタイミングがわかってきてボールをしっかりキャッチできるようになり、バットの振り方がわかり、ボールに当てられるようになってきました。はじめてボールに当てられたときはすごくうれしかったです。

練習と試合とは大違い

　練習でそこそこプレーができるようになってくると、試合にも出してもらえるようになりました。試合は練習と違い、バッターがどこに打ってくるかわからないし、ピッチャーも打たせないようにしてきます。何より練習と試合とでは、緊張感が全然違いました。
　初めての試合では、練習どおりにすることができず、エラーばかりでした。試合は何回やっても緊張するので、練習で自信をつけることが大事だと思いました。
　練習はすごく大変だったけど、やればやるだけうまくなっていくのが自分でわかるので、楽しかったです。

　先日、会社の野球部で試合がありました。すごく久しぶりで、昔みたいにうまくプレーできなかったですが、いろいろな年代の人や、違う職場の人たちとも、みんなで楽しく運動ができたので、学校時代のプレーとはまた違った楽しみがありました。