新築のこだわり紹介
製造部製鋼課 ハンドルネーム 週末カーペンター(30代・男性)
結婚して生活も落ち着いてきた2年くらい前に、私の実家近くに家を建てることにした。私の兄が建設関係の仕事をしていることもあって、アドバイスをもらえたり、手伝ってもらえるという心強さもあり、大まかなデザインや工務など、自分で出来るところは自分でやることにした。 妻と私とで、それぞれが使う部屋ごとにデザインを担当。将来は、妻の親御さんも住めるようにとバリアフリーの家にした。 リビングの内装(クロスの色)とキッチンのレイアウトには妻のこだわりがみられる。キッチンは、作業をするのに都合がいいとのことで作業台を高く、シンクを広めにした。キッチンの周りのカウンターを高くして、リビングからキッチンの中が見えないようにした。実際に使う者でないとわからない、主婦の知恵が盛り込まれている。 私のこだわりは、風呂だ。私の実家などは昔の様式で浴槽も小さかったものだが、足を伸ばして入れるようなユニットバスにした。
奥様こだわりのキッチン。
外壁は3人の週末作業 あとは、なんと言っても外壁だ。外壁は、私の兄と義兄、私の3人で貼った。私の兄が建設業に携わっているおかげで、材料などはそろえてくれた。こだわりもあって、材料費は奮発したけれど、その分人件費を抑えることができた。簡単に言えば板を釘打ちして組み立てていく作業なのだが、私のこだわりで場所によって外壁材の色を変えたので、割と手間がかかった。三人とも平日は各々の仕事をしているので、作業できるのは週末しかない。結局外壁だけで、完成までには1ヶ月ほどかかった。兄は出来上がった外壁を見上げながら「本当なら割り増しの料金をもらっているところだ」と笑った。 こうして、ついに我が家が完成した。住み始めて数ヵ月後には家族も増えた。子供が出来ると、危ないと思う箇所がやけに目に付くようになる。ちょっとした角や出っぱりだが、子供が居なかったときには気付かなかったことが「ここはこうしておけばよかった」などと思う。よく、「家は3回建てないと満足できない」などというが、なるほどそうかも。 ホワイトとブラウンで統一し、壁掛けのテレビがあるおしゃれな(という感覚をねらったはずの)リビングも、子供が生まれてからはおもちゃだらけで、生活感丸出しだ。所せましと、廊下にまでおもちゃがはみ出していたりする。けれど、自分たちで建てた新築での生活は、本当に楽しい。子供が大きくなったときの子供部屋、親も住めるような二人部屋もあり、用意は万端だ。
3色で彩られた外壁。
配管の色も外壁にあわせてグラデーション。 ※クリックすると拡大します。