春は別れの季節!?
製造部製鋼課 ハンドルネーム 心機一転(20代・男性)
社会人になりもうすぐ1年が経とうとしています。「春は別れの季節」といいますが、先日、秋田の大学時代から付き合っていた女性との別れがありました。やさしくて、かわいくて、価値観が合って尊敬できる女性で、結婚したい理想の人という感じでした。 大学卒業と同時に彼女は実家のある秋田に残り、私は富山にもどり、別れて生活することになりました。直線距離でも約500q。文字通り「遠距離」で社会人生活が始まり、会える機会は本当に少なくなりました。それでも休日のスケジュールが合えば秋田に行ったり、富山に来てくれたりして、会える時間は本当に楽しくあっという間に過ぎていきました。また、大きな休みがなくてもスカイプ(※)を使ってテレビ電話をして、「新しい髪形にしたんだ」とか「最近買ったお気に入りの服だよ」、「最近読んでいる本は…」など精一杯の情報交換をしながら、絆を強めようと試みてきました。 しかし、「遠距離」は、単に空間的な距離だけでなく、心の距離も次第に広げていったようで、心の中ではいつかこういう日が訪れることが、わかっていたのかもしれません。好きだけど「相手にとって負担になっているのではないか」と思うようになって、お互い別れを決心しました。 落ち込んでいたときに 納得していたはずなのに、やはり1か月くらいは落ち込んで引きずっていました。そんな時、高校卒業以来会っていなかった友人から突然「同窓会しよう。幹事よろしく」と連絡がはいりました。「ずいぶん急だし、なんで俺が?」と思いました。私が富山に帰っているのを友人から聞いて知っていたようで、「自分も手伝うから」と半ば強引に幹事を引き受けさせられることになりました。それから手分けをして同級生達に連絡して、同窓会当日を迎えました。 4年ぶりに話す友人が多く、高校卒業してからの社会人・大学生生活、恋愛、仕事の話など、みんなそれぞれ楽しいこともあれば苦労もあるらしく、成長したなあ、と思う部分があるかと思えば「全然変わってないや」と思ったり…。楽しく飲んで、笑ってあっという間に過ぎていきました。 日時の設定や会場の手配、連絡事務など、大変なことはありましたが、みんなに「楽しかったよ」「企画ありがとう」なんて言われると、幹事を引き受けてよかったなと思います。 みんなと話をしていると、もっといろんな人間関係の中で視野を広げてみよう、今はもっといろんな価値観に触れて、成長しなければならない時期かも、と思えるようになりました。春はまた「新たな出会いの季節」とも言われます。気持ちを新たに人生楽しんでいこうと思います。 ※ スカイプ:Skype 全世界で利用できるインターネット電話。スカイプ同士では無料で通話できる。