特別企画
今月は、2日が「子どもの本の日」、23日は「子ども読書の日」だそうです。子供向けにたくさんの本が出版されていますが、これまで出会った絵本で 「こどもに読み聞かせているうち、私のほうが感動した」 「自分が子供のころ読んだが、いまだに印象に残っている」 という絵本を、社員の方にご紹介していただきました。ご参考にしていただいて、ご家族でもお楽しみください。
業務部製品発送課 K.Y 私のおすすめ絵本 「おまえうまそうだな」 作・絵:宮西達也 出版社:ポプラ社 対象年齢:幼児〜小学初級向き 卵から生まれたアンキロサウルスの赤ちゃんが一人ぼっちでいると、肉食恐竜のティラノサウルスが見つけて、食べようとして「おまえうまそうだな」といいました。すると赤ちゃんはティラノサウルスのことをお父さんだと思い、しがみつきました。「僕の名前呼んだでしょ。『おまえ“ウマソウ”だな』って」ティラノサウルスはポカーンとしていたけどお父さんと慕ってくるウマソウがかわいくなり一緒に暮らしていました。何日も何日もたったある日、寂しい気持ちを振り切って、ウマソウが悲しくないように仲間のところへ帰してくれました。 これは、4歳と7ヶ月の息子たちに読み聞かせていますが、長男は「ウマソウかわいいね」と言って喜んで聞いてくれます。同じティラノサウルス・シリーズで、他にもいくつかストーリーがあるのでそれも読んであげたいと思います。 2010年にアニメ映画化とテレビアニメ化もされていて、大人でも楽しめるストーリーになっています。
製造部圧延課 M.A 私のおすすめ絵本 「スーホの白い馬」 中国語テキストのモンゴルの民話をもとに大塚雄三が再話 絵:赤羽末吉 出版社:福音館書店 (同時期に光村図書出版の小学校2年生の教科書に採録) 羊飼いの少年スーホは、ある日倒れてもがいていた白い子馬を拾い、大切に育てました。立派に成長した白い馬を、横暴な領主が取り上げ、逆らうスーホは暴行を受け、命からがら家にたどり着きます。白い馬は、領主の下から逃げ出し傷つきながらスーホの元に帰り、死んでしまいます。馬頭琴の由来にまつわるお話。 少年スーホと白い馬との結びつきに感動し、横暴な領主に対して怒り、白い馬が無事少年の下に帰れるのかとハラハラしたなど、自分が小学生の時に読んだ中で印象に残っている絵本です。
技術部敷設課 M.T 私のおすすめ絵本 「おべんとうなあに?」 作:山脇 恭 絵:末崎茂樹 出版社:偕成社 対象年齢:3・4歳から この絵本は、ぞう、うさぎ、りす、きつねが友達同士で野原へピクニックに出かけるお話しです。 野原に着き、みんなで電車ごっこやかくれんぼを楽しんだ後、お昼になり、順番にお弁当の見せ合いっこをしていました。しかし、一番最後のぞうくんのお弁当が見当たりません。みんなで野原中を一生懸命探しても見つからず、とうとうぞうくんは泣き出してしまいました。 そんなぞうくんをみんなで慰め、みんなのお弁当を少しずつ分けてあげることにしました。そうして、みんなが自分のお弁当を持ち上げると、なんとみんなが弁当箱を広げていた台が、大きな大きなぞうくんのお弁当箱だったのです。 そして大きな大きなお弁当の中身は、ぞう、うさぎ、りす、きつねのみんなをかたどった「お友達弁当」だったのでした。
参考:富山県教育委員会ホームページ 読み聞かせ絵本リスト http://www.pref.toyama.jp/sections/3009/hp/e-book.html 富山県教育委員会が「国民読書年」である平成22年5月に出版した、「読み聞かせ絵本リスト」です。本書は富山県内の図書館員18 名が絵本を選び、解説を執筆したリストを基に新たに発行したものです。