5月31日は「世界禁煙デー」
業務部製品発送課 ハンドルネーム ナカナカどうも(30代・男性)
毎年5月31日は「世界禁煙デー」らしいです。 バレンタイン・デーの1か月後にはホワイト・デーがあるように、6月30日は「世界禁煙断念デー」があれば……いえいえ、そんなうまい話があるはずありません。 タバコを吸い始めて十数年経ちますが、日に日に喫煙への風当たりが強くなります。街のいろいろな公共施設では全面禁煙になり、屋外や喫煙室など、端へ端へと追いやられています。愛煙家にとって何と面白くない日々でしょう。家でも子供が出来てからというもの禁煙を余儀なくされ、肩身の狭い思いをしています。 毎年喫煙が様々な成人病を生んでいるとのデータを見るたび、自ら寿命を縮めているのかしら、とココロが苦しくなります。一方、「喫煙者はアルツハイマー型痴呆になりにくい」などというデータを見つけると、「ほらね!悪いことばかりじゃあないんだよ」と、むりやり納得している自分に気がついて、動揺しています。自分に禁煙の強い意志があれば、成人病にだってならずに済むのだから、「この際!」と思って辞めればいいんだけど…。 アメリカは禁煙先進国!? 私が禁煙先進国アメリカに行った時の話。当時はまだ日本社会では、分煙だの禁煙だのと言われていませんでしたが、アメリカでは室内禁煙が当たり前でした。喫煙するには、外しかありません。 そこで“愛煙家”の私が考えたのは、限られた時間で喫煙するための「歩きタバコ」でした。 しかし、ふと廻りを見渡すと、歩きタバコなんてやっているのは、日本人だけ!他のアメリカ人は、よく見ると、所々にベンチと灰皿が設置してあり、そこで喫煙していました。私は恥ずかしくなり、タバコを灰皿へ入れました。 今では、日本も禁煙意識が進んではいますが、私の感じたアメリカでの禁煙とは違い、ただ、喫煙するだけの限られたスペースを与えられ、「ニコチン補給のためだけにタバコを吸いに入る」状態になっているように感じます。 心のゆとりを得るためのタバコ一服、が愛煙家の理想だと思うし、これは何もタバコに限ったことではなくて、心にゆとりある時間を持つことが、何事にも大切じゃないか、と思います。と、納得して、ゆとりの一服を……あれ?(笑)