コレに注目! ブラジリアン柔術の世界
製造部製鋼課 ハンドルネーム 青帯アスリート(20代・男性)
ブラジリアン柔術をご存知ですか? 20世紀初頭にブラジルで発祥した格闘技です。ブラジルに移民した日本人柔道家・前田光世が自らのプロレスラーなどとの戦いから修得した技術や柔道の技術をエリオ・グレイシーやカーロス・グレイシーなどに伝え、彼らが改良してできたそうです。ですから別名「グレイシー柔術」と呼ばれるのにも納得がいきます。 寝技の組み技主体であるが故の安全性の高さや、全くの素人からでも始められるハードルの低さから、競技人口が急速に増加しているそうです。(以上、Wikipediaより抜粋) 昨年、ある大会を目指して、仕事が休みの日にいつも通っているジムに2ヶ月間通いつめました。ジムの先生からは「この試合でいい成績が出れば、青帯(※1)だな(=つまり昇格ということです)」といわれていたので、適度なプレッシャーを感じながらも1日1日技を磨くことを心掛けていました。 試合前となるため、「技の数を増やす」より「1つの技の精度を高める」、つまり“勝ちにいく練習法”を心掛けるとともに、食事制限をして減量するなど体作りにも取り組みました。 相手との駆け引き 11月末、いよいよ本番です。大会は「東京国際オープン・トーナメント」という全国大会。開催地となる東京へ向かいました。 この競技はほとんどの試合がオープン・トーナメントで行われます。つまり、プロ・アマ問わず基準に達していれば出場でき、出場者も老若男女様々で、帯の色、階級もバラバラです。 私が出場するのは、“ペナ級”という階級。18歳〜29歳までの白帯の選手15〜16人ほどで戦いました。私は1、2試合目を順々に勝ち進むことができ、いよいよ準決勝。最初は自分のペースで試合を進めることができ、ポイントを加算していくことが出来ました。「この調子…この調子…」心のなかで何度もつぶやき、相手に1本をとられないよう必死でした。しかし残り1分の時点で、マウントから十字を取られ、相手が逆転。残念ながら試合に勝つことは出来ませんでした。 私の成績は3位に終わり、正直昇格できるのか不安でした。しかし、ジムのコーチの判断で無事に昇格でき、今は青帯で練習することができています。 ブラジリアン柔術の魅力は、技の種類がたくさんあって、練習を継続していく中で発見が多いということ。その技を実践でどう繰り出していくか、という頭脳戦のなかでの相手との駆け引きも面白いです。 そして最大のポイントは、誰でも気軽に始められるということ。年齢ごとに幅広く階級が決められていますし、格闘技の経験がなくても気楽に始められます。私の周りにもあなたも日頃の運動不足の解消にはじめてみませんか? ※1 帯の認定と昇格制度 下の画像をクリックすると拡大表示します。 (日本ブラジリアン柔術連盟 公式サイトより抜粋)