憩いの湯・癒しの湯
製造部圧延課 ハンドルネーム 温泉大好き(60代・男性)
北陸には歴史のある名湯が数多い。しかも山奥ばかりということもなく、比較的交通の便の良いところにあるのがありがたい。中高年と呼ばれる時期になって以後、職場の仲間と年に数回、仕事上がりにそのまま近くの温泉に車で出かけている。体も心も、リフレッシュさせるのにもってこいだ。 今年も春のある日の夜勤の仕事上がり、同僚6人で北陸道を西に走り、定番の徳光S.Aで昼食を取り、芦原温泉街にある、目指す旅館に昼12時半頃着いた。 全国展開している温泉旅館のひとつが、私たちの行きつけの宿だ。チェックインを済ませ部屋に入ると、もう布団がひいてある。仕事上がりで駆けつけた私たちにとって、なんともありがたい。寝るもよし、お風呂に入るもよし、自由気ままでよい。風呂上りにビールで乾杯するとさっそく、四方山話が始まった。男同士で飲むと、つい仕事の話になってしまうが、これも大事なコミュニケーションだ。時間にしばられず本音で話せるのがいい。 こうした時間は、実に経つのが早い。気がつくと夕食時だ。7時頃皆でレストランに行く。温泉の楽しみは、もちろん“食”の楽しみでもある。料理はバイキングだから好きな物を取り揃え、再び乾杯。この和気あいあいさが良い。食事後は、再び風呂に行き汗を流す。夜勤上がりだけに、風呂から上がって布団に入り、話をしているといつの間にか寝てしまう…。朝5時頃に起き、朝風呂に入る。7時半頃朝食を済ませると、また風呂に入り一寝入り。チェックアウトは12時だからのんびりできる。本当にゆっくり身体を休める事が出来た。 テレビロケに遭遇 この7月にも、いつものメンバーで、山代温泉にあるもう一つの行きつけの温泉旅館に出かけた。ここのチェックインは午後2時半から3時頃、この日は3時だった。この旅館は天望浴場があり、風呂に入りながら温泉街を一眺できる。一番風呂に入るため急いでエレベーターに乗り、屋上に行くとテレビの収録が行われていた。『日本全国1万円以内で泊れる温泉旅館』と言う番組のロケだそうだ。レポーターは“たけし軍団”の1人、ガダルカナル・タカさんともう2人、計3人で収録していた。収録が終わった後、ようやく風呂に入ったが、なんと“五衛門風呂”と風情がある。こちらの夕食もバイキングだ。飲んで食べて部屋に戻ると、いつものとおり熟睡だ。 翌朝7時半頃レストランに行くと、例のタレントさんたちが朝食シーンを撮影していた。様子を伺っていると、「和食もおいしそうだし、洋食もいいねぇー。迷っちゃうー。」などと騒いでいる。「な〜んだ、われわれと一緒だね。」と、お昼近くまでゆっくりして帰路に着いた。 こんな風に北陸は、ちょっとしたドライブ程度で走ったところに、安くてくつろげる温泉がいくつもある。仲間で仕事上がりに気軽に出かけて、骨休みとコミュニケーションが出来る。このようなありがたい環境は大いに利用して、元気に仕事を続けたい。