私は10年ほど前から庭の一部で家庭菜園に取り組んでいます。雑草ばかり生えてくるのが嫌で、雑草除けになればいいと思い始めました。

　最初の年はキュウリ、ナス、プチトマト、ピーマンを植えました。初めてということもあり「今年は様子を見てみよう」というような心持でしたが、どれも予想以上に実りました。ですから、食卓にはほぼ毎日のようにナスとピーマンの味噌炒めとキュウリとプチトマトのサラダが並んでいた気がします。それくらい、豊作でした。
　野菜作りに少しの自信が持てた私は、2年目は昨年と全く違う、メロンやスイカやイチゴ等の果物に挑戦しました。けれど昨年の勢いはどこへやら、大きくなる前に虫に食べられて、ほぼ全滅でした。これにはさすがにガックリ…。

　庭の土壌に合う野菜は？
　
　その後もいろいろな野菜を育ててみて分かったことは、イモ類や大根やにんじん等の土の中で実が育つものは、わが家の庭では実が小さくあまり育たなかった印象があります。逆によく育ったのは、キュウリ、プチトマト、ネギ、ナス、パセリ、青じそ等です。特にネギに関しては、獲っても獲っても、また伸びてくるので大変役に立ちました。
　そして今年はキュウリ、パセリ、オクラ、プチトマト、青じそ、とうがらし等が収穫できました。

　また、家庭菜園はしばらく放っておくと、野菜が大きくなりすぎて食べられなくなったり、雑草の手入れ等に手間がかかったりと大変です。それでも、食べ頃の採れたてはみずみずしく本当においしいです。子供たちは夏休み中、両親とも仕事でいなかったりすると、よく庭に出て野菜を採ってきて、おやつ代わりにボリボリ食べていたのを知り、嬉しく思いました。
　雑草除けに始めた家庭菜園でしたが、今では楽しみの一つになっています。今後も苦にならない程度に、家族に喜んでもらえるよう続けていきたいと思います。