コレに注目!
12月1日「映画の日」
業務部製品発送課
ハンドルネーム セカンドライフ(50代・男性)
12月1日は「映画の日」です。今回は、富山を舞台にした映画『RAILWAYS−愛を伝えられない大人たちへ−』を鑑賞された社員の方に、鑑賞されてのご感想をいただきました。
オール富山ロケに興味 この作品は県内でずいぶん前から宣伝していたのは知っていました。島根県が舞台の『RAILWAYS−49歳で電車の運転士になった男の物語−』(中井貴一主演、2010年)も好評だったようですし、そのシリーズ第2段ということで、どのようなストーリーなのかとひそかに興味を抱いていました。オール富山ロケということで、そのローカル色の強い作品をスクリーンで観たいと思いましたし、定年を迎える男の物語は、私自身の近未来と重なり何か共感できるのでは、と思い妻と観に行きました。 富山県内では11月19日から先行公開されていたのですが、全国一般公開は12月3日です。お話しし過ぎてしまうと、これからご覧になる方の楽しみがなくなってしまいそうなので、映画のホームページで公開されているレベルであらすじを紹介します。 舞台は富山県の富山地方鉄道。定年退職を1ヵ月後に控えた夫と専業主婦としてずっと夫を支えてきた妻、「第2の人生」を迎えようとしている夫婦のお話です。これからの人生を妻のためにと思っていた夫の想いとは裏腹に、妻は自分の人生を生きたいと願います。そばにいるのが当たり前すぎて、本当の気持ちを言葉にできないふたり。すれ違っていた夫婦がたどり着いた「第2の人生」の、思ってもみなかった出発地点とは?人生を鉄道になぞらえ、鉄道にまつわる人々に光をあてたヒューマン・ドラマです。 主人公と数年後の自分を重ねて 映画を観終わって、少し考えさせられてしまいました。私としては、定年を機に妻とのんびり暮らしたいと思う夫に同感するところですが、人生の分岐点である「定年」をどう捉えるかが、これから数年の私に与えられた課題だと思いました。定年を人生のゴールと捉えるのか<守>、第2の人生のスタートと捉えるのか<攻>。人それぞれ考えることは違うと思います。 もう一つ考えさせられたのは、夫婦で数十年一緒にいると、言葉を交わすことが減っているということです。家族であっても価値観の違いを感じ、余計なことは口に出さなくなっている自分がいることに気付かされました。けれど、急に妻と会話すると言っても気恥ずかしいので、また今度映画にでも誘ってみようと思います。 あとは、ストーリーに華を添えたのが、富山の美しい風景だと思います。立山連峰を背景に広がる田園風景がとても美しく、富山を存分にアピールできたと思いました。 長年連れ添ったパートナーと、ぜひご覧いただきたい作品です。
◆映画『RAILWAYS−愛を伝えられない大人たちへ−』公式サイトhttp://www.railways2.jp/