コレに注目!
製造部圧延課 ハンドルネーム バイクはやっぱりアメリカン(20代・男性)
長い北陸の冬が終わって、ライダーにとっては待ちに待った季節がやってきた。最近は気温も徐々に上がり、天候も良く、出掛けた先で多くのライダー達を見る機会が多くなった。ツーリング仲間と和気あいあいと走っている人、一人で風を切ってバイクを走らせている人とスタイルは様々だが、顔を見ていると皆、久々のライディングに嬉しそうな表情をしている。彼らの顔を見ていると、バイク好きとしては「今すぐにでも走りたい」という衝動に駆られる。 実は私も元ライダーである。バイクを持っていた頃は春が待ちきれず、雪が残る道でもかまわずバイクを走らせた経験や、待ちに待った春目掛けて友人たちとツーリングを計画し出掛けた楽しい思い出が甦ってくる。近場から遠くまで様々な場所にツーリングに行った。 ツーリングはバイクに乗ることだけでなく、道中で綺麗な風景を見たり、季節ごとの自然を肌で感じたりできる楽しみがある。春先なら桜、初夏なら新緑、秋なら紅葉と自然を満喫しながらバイクに乗ることもツーリングの醍醐味だ。特に国道41号線の細入村付近は間近に山々がそびえ、道路の隣には神通川が流れ、新緑、紅葉を楽しめるスポットでお勧めだ。 自分だけのオリジナル仕様に またバイクの楽しみは乗ることだけにとどまらず、自分好みの一台にカスタムすることにもある。私は当時、アメリカンバイク(※)に乗っていたが、暇があれば同じアメリカン愛用の友人と一緒にバイクショップを訪ね、お気に入りのパーツを探していたものだ。その頃は学生だった為、値段的になかなか手が出せない代物もあったが、目当てのパーツが手に入った時の嬉しさ、カスタムした時の満足感は今でも覚えている。 しかし、3年前にそうやって長い年月をかけて自分好みに仕上げた愛車を手放した。バイクに乗る機会が極端に減ってしまったためだ。専門店に売りに行ったときは正直辛かったが、また新たな人が大切に乗ってくれれば、コイツにとってもこれ以上幸せなことはないと思った。 個人的には、一人でバイクを走らせるのも好きだが、やはり仲間と一緒に走るのが大好きだった。仲間とのツーリングでは、合間の会話が一番の楽しみであったりもする。愛車を自慢したり、お互いの近況を報告したり。現在は、その仲間と住む場所が離ればなれになったが、バイクに対する情熱は今も変わっていない。いつかまた仲間とツーリングできる日を楽しみにしている。 ※アメリカンバイク…アメリカ製のバイクの外観に似せて作られた日本、ヨーロッパ製のバイクのこと。ハーレーダビッドソンやインディアンなどのメーカーに由来するものが多い。(参考:ホームページ「アメリカンバイク」http://www.saiyin.net/)