6月22日「ボウリングの日」
製造部製鋼課 ハンドルネーム Mr.カーブ(20代・男性)
大学生の頃、学校の近くに新しいボウリング場ができ、友人と通ううちに、貯まったポイントでボールとシューズを通常より安く手に入れることができました。「マイボール」と「マイシューズ」を手に入れ、これまでよりも本格的にボウリングを始めることにしました。多いときで週3回ほど通い、1回につき5ゲーム投げることもありました。そして、段々「カーブ」をかけた投げ方ができるようになり、それだけでスコアが一気に30点アップしました。 私が考えるスコアアップのコツは、ゲーム運びにあると思います。もちろんストライクやスペアを出すことで点数が高くなりますが、毎回立て続けにストライクを出すことはそう容易ではありません。だったら、ゲーム全体にメリハリをつけ、「ここぞ」というときに焦点を絞ってストライクを狙えばよいのです。 具体的にいうと、10フレーム目が肝心です。ご存知の通り、10フレーム目のみスペア・ストライクを出した場合は3投できます。そして、倒したピンの総数を第10フレームの得点として計算するので、最高で30点獲得できるわけです。そして、見落としがちなのが直前の第9フレーム。第9、10の2フレームだけに神経を集中させ、もしストライクを連続できれば、最高で60点が獲得できます。ですからボウリングをわかっている人は9フレーム目を大切にします。かなり自分を追い込むので、メンタルが試されるフレームだと思います。 1投目にストライクが出なくても、2投目にスペアをとることも必要です。そのためには、1投目でスプリット(1投目のヘッドピンが倒れ、残りのピンが隣接しない状態で残ること)を出さないことが重要です。ストレートで真ん中めがけて投げるとスプリットが頻発してしまうので、カーブで攻めることをおすすめします。 カーブを覚える ストライクを出すにはボールの重さ、スピード、コントロールの3つが必要となってきます。右投げなら1番と3番の間、左投げなら1番と2番の間(※「ポケット」という、図参照のこと)を狙うのがマスト。ポケットのちょうど真ん中にボールが入ることを「ジャストポケット」といい、ストライク率が高くなります。前半にレーンのコンディションを読みながら我慢の時間が続きますが、後半で調子が上がってくるとジャストポケットでストライクが続くことが多くなります。この我慢した末に気持ちよくストライクが続くのがたまらなく面白い。これがボウリングの醍醐味の一つです。 加えて、カーブの投法を覚えると理想のボウリングができます。初めてカーブを投げようとしている人にありがちな間違いとして、手首だけ使って曲げようとします。しかし実際には、ボールを放すときに中指や薬指で回転をかけるだけで曲がっていくものなのです。最初からボールに正しい回転をかけるのは難しいので、最初は親指をボールに入れない「サムレス」という投げ方で回転をかけてみましょう。アプローチ(助走)の時ボールを落とさないように注意し、脇をしめて腕をスイングさせます。サムレスでカーブが投げられるようになれば自ずとカーブが投げるようになります。そこからボウリングの楽しさがわかってくるのではないかと思います。これを読んで少しでもボウリングに興味を持って下さった方には、ぜひ一度サムレスで練習してほしいと思います。 (※)ストライクを出すためには「ポケット」を狙う 出典:公益社団法人ボウリング場協会