7月29日「アマチュア無線の日」
製造部圧延課 ハンドルネーム コンタクト・プリーズ(40代・男性)
私がアマチュア無線に興味を持ったのは中学生のころだったと記憶していますが、当時は興味があっても難しいだろうと思い、すぐに始めようとは思いませんでした。その後10年ぐらいして、友人に「一緒に免許取ろうよ」と誘われてチャレンジすることにしました。 アマチュア無線には、無線従事者免許のうちのアマチュア無線技士の資格(第1級〜第4級)が必要です。級により空中線電力、運用できる周波数帯等に制限があります。第4級が一番やさしいので、21年前に第4級アマチュア無線技士の資格をとり、無線局免許を取得し開局しました。 その頃は、携帯電話が無かったので多くの人が無線を楽しんでいました。私も始めたころは、家ではもちろん、ドライブ、スキー、魚釣りなどのレジャーのときにも電話代わりに使っていました。しかし、今は携帯電話の普及により無線人気は衰退し、交信してもほとんど声が聞こえない時間帯がありさみしく感じます。私の周りでも無線をやる人がいなくなりました。 だれとでも通話料無料 無線は特定の局との交信だけではなく、CQ(通信可能の範囲内にある全ての無線局の一括した呼び方)と言う不特定な局と交信することもでき、老若男女問わず、エリアも問わず(ちなみに北海道から福岡までが私の実績)色んな人と交信できるのがとても面白いと思います。通話料もかかりません。 始めて繋がった局とは名前、住所、シグナルレポート(相手局への了解度、信号強度等についてのレポート)の交換程度の交信、二回目になるとリグ(無線機や無線設備を指す)等の話をして、複数回繋がった局とは個人的な交信方法の相談等が徐々にできるようになります。アマチュア無線の交信方法には、法令以外に、周波数帯やモードで教科書に載っていない慣習があり、知らないとどれだけ呼びかけても応答がありません。効率の良いCQの出し方や、応答方法のノウハウは親しくなった局長さんたちに教えてもらっています。 私は今でもアマチュア無線を続けています。まだまだ初級者ですが、数年前に第3級アマチュア無線技士の資格をとり、今は第2級アマチュア無線技士に挑戦したいと思っています。私は、音声によるアナログ通信のみを行っていますが、アマチュア無線ではCW(モールス信号)通信やコンピュータやデジタル技術を使ったパケット通信、FAX、画像、アマチュアテレビの文字や画像による通信もでき楽しみ方は色々あるようです。 興味のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。 アマチュア無線とは? …アマチュア無線とは、金銭上の利益のためではなく、無線技術に対する個人的な興味により行う、自己訓練や通信、また技術的研究のことである。 (Wikipediaフリー百科事典より)
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