特別企画
「車内がコミュニケーションの場」
総務部経理課 S.T(20代・女性) 小学校の頃、毎年夏休みに家族5人で旅行するのが恒例になっていました。行き先は、東京や大阪、名古屋、神戸などの都市が多く、観光名所を回ったり、遊園地や水族館に行って楽しんでいました。しかし、目的地で過ごした記憶よりも思い出に残っているのは、移動の車の中での時間です。朝早くに家を出発し、父が運転する車に乗って何時間もかけて移動する間、母が作ったおにぎりを食べたり、家族みんなでおしゃべりをしながら目的地に到着するまで楽しい時間を過ごしました。この時間が楽しみで、何週間も前からわくわくした憶えがあります。 今年は社会人1年目。今までのように長い夏休みはありませんが、休日を利用して大学時代を過ごした大阪に遊びに行こうと考えています。大学卒業のときに、研究室の同期で「夏にはまた全員で集まろう」という話になったので、実現できれば良いなあと思っています。同期は、私と同じように就職した子、高校の先生をやっている子、大学院に進学した子など、皆それぞれが新しい生活を送っています。久しぶりに集まって学生時代の思い出を語りあったり、現在の生活を報告しあうことが、良い刺激になるのではないかと、今からとても楽しみです。 「趣味に没頭できる期間」
業務部製品発送課 T.M(30代・男性) 私は子供の頃からものづくりが好きで、小学生の夏休みにはよくプラモデルを組み立てていました。親からお小遣いを300円もらって、近所の行きつけの模型店へ足を運んでいました。夏休みの期間は自由な時間が長いので、プラモデルを完成させるには絶好のチャンスです。主に私は、ガンダムや宇宙戦艦ヤマトなどアニメのメカニックな模型が好きですが、それらは部品の数が非常に多いのです。一つひとつのパーツを無くさないように指の先で持ち、接着剤を付けて部品を取り付けようとしても、目的の位置にうまく乗せられず、しまいには自分の指先を接着するなんてことも(笑)また、組み立てる途中で色を塗っていくのですが、筆の跡が残ってムラが出来、そのムラをごまかすのに苦労していた覚えもあります。 男の子の方がこうやって一つのことに没頭しやすいのでしょうか。私の娘たちは一つのことに集中してやり込むような趣味を持たないようです。せっかくの長い夏休みなので、今年は自分が興味を持てることを見つけて、面白いと感じたらぜひ続けてみて欲しいです。子供の頃は毎日楽しく過ごせ、何かに興味を持つことで自分の視野がわずかでも広がると思います。夏休みは思い切ってチャレンジできる大切な時間だと感じます。 「根っからの自然児」
製造部圧延課 N.O(50代・男性) 私の地元は氷見なので、夏になれば毎日のように友達と海に行っていました。家から近くの松代浜までは歩いて200mの距離だったので、海パンとタオルだけもって氷見線沿いを歩いて浜まで行きました。浜まで行く道端に「ツバタ」と呼ばれるススキのような植物が群生しており、仲間内で何故かそれを食べる習慣がありました。今思えば、なぜ美味しくもないただ草の味しかしない植物を食べるなんて事をしていたのか…。子供のころの発想にはこの年になると不思議に思うことばかりです。 私が住んでいた辺りは皆農家でした。夏は朝から日が落ちるまで農作業をしていたため、一日中家には誰もいませんでした。だから家にいてもつまらないし、今のようにエアコンなどもないのでただ暑いだけなのです。結局毎日のように友達と集まっては海に出かけていました。海では泳いだり、浜辺の砂を掘ったり山を作ったりして1日の大半を過ごしました。当時は、砂浜にカニがいたり、ヒトデやハマグリを拾ったりもしました。今でもそんな自然は残っているのでしょうか。 子供が生まれてからは、石川県の千里浜に潮干狩りに行くこともしばしばありましたが、最近は海に行くこともめったにありません。あの頃の思い出は、何十年経った今でも残っています。 <ページ先頭へ> |