おもちゃイベントに参加
製造部圧延課 ハンドルネーム ピーターパン(50代・男性)
私の趣味はフィギュア収集です。特にデザイン的に優れ、インテリアになりそうなものがとても好きです。また、精巧な動物のフィギュアにも大変興味があります。 今から12年前に、私の気を引く2種類のフィギュアが大ブレークしました。ひとつは、『ベアブリック』という7pほどの熊のフィギュアです。アニメのキャラクターをイメージしてデザインされたものもあり、マニアのなかでは大変人気のフィギュアです。もうひとつは、『チョコQ』といって、たまご型チョコレートの中に動物のフィギュアが詰め込まれたものです。この食玩は、子供向けに発売されたものですが、おまけの出来の良さに世の大人がハマり、大ブレークしました。 このような経緯もあり、私は度々東京で行われる「トイ・ショー」に興味を持ち、友人と二人でイベントに通うようになりました。私たちが通ったイベントは、お台場の東京ビッグサイトで開催される、フィギュアファンには恒例のビッグイベントです。私たちはいつも前日から現地に向かい、翌日に備えました。 順番確保にも余念なし 会場前の公園では、前日の割りと早い時間からイベント入場待ちの人たちが順番取りをしていました。順番を確保さえすれば、ずっとその場にいる必要はないので、近くに予約したホテルにチェックインし、しばらく仮眠を取っていました。 午後6時くらいに公園に行ってみると、既に行列が出来ており常連客の姿もちらほら。彼らにはいつも新しい情報を教えてもらっています。明日の入場に備えて公園で一泊する人がほとんどで、食事もコンビニ弁当で済ませます。この近くにはコンビニが4店舗あるのですが、その日は弁当100個以上、おにぎり200個以上、カップ麺が山積み状態であり、ビックリしたのを憶えています。イベントの規模の大きさを物語っていますね。 午後11時にもなると最後尾がどこにあるのかわからないくらい列は長くなっています。参加者は、学生、会社員、主婦、おもちゃショップのオーナーなど様々。午前零時頃になると疲れますので、友人と交替でチェックインしたホテルで仮眠をとり、朝が来るのを待ちました。 翌朝6時頃、イベントの誘導スタッフが寝ている人たちを起こし整列させて、東京ビッグサイトの入口に誘導します。入口付近で待つこと3時間。待ちに待ったイベントがようやく始まり、私たちは各ブースの限定500個以下のフィギュアを買うため、会場内を奔走します。約2時間後、カートが商品で山積みになるころには、心地よい疲労感と達成感で動けなくなっていました。今はそう簡単にできることではありませんが、あのときは楽しみながらやっていましたから、大変良い思い出です。