3月30日「国立競技場落成記念日」
製造部圧延課 ハンドルネーム TOMIICHIファン(30代・男性)
国立競技場が完成したのは1958年。敷地面積は2万2千坪で、約5万8千人の収容能力を持ち、その後1964年には東京オリンピックの開閉会式の会場になりました。 国立競技場といえば、記憶に新しいのが第92回全国高校サッカーではないでしょうか。今回の決勝は、富山第一高校と星稜高校の対決となり、富山県内でも大変盛り上がりましたね。私も家族と一緒にテレビで観戦しながら応援していました。 富山第一にとっては前半から苦しい展開。2点リードされて後半終了まであとわずか、我が家も諦めムードでした。ですから、途中交代の立浪選手が1点取り返したときは、「これで負けてもいい」とすら思っていました。決勝まで無失点で勝ち上がってきた星稜に一死報いることが出来てよかった、と。 それがまさか、PKで同点になり、さらに逆転できるとは!大塚キャプテンのプレッシャーに打ち勝ちゴールを決めたPKは鳥肌が立ちました。監督の祈るような姿も印象的でした。見事逆転し、試合終了のホイッスルがなったときは涙が出そうになりました。 個人的には、左サイドの竹澤選手のポジショニングが良く、彼がボールを持ったときの競技場のざわつきが印象的でした。彼は将来「第二の長友佑都」になると思います。 勝利後のインタビューで大塚監督が言った「田舎の子供たちでもやればできる」のフレーズがとても印象的で、富山県民であることを誇らしく思いました。 “This is 国立” 今回の高校サッカーは「最蹴章」とも言われたとおり、現在の国立競技場はこの後改築工事に入ります。約半世紀の間、数えきれないほど多くのスポーツマンがその芝を走り、汗や涙を流してきたことと思います。また、それ以上にたくさんの笑顔を生み、かけがえのない思い出を刻んできました。 おおよそ5年後に生まれ変わる国立競技場。2020年の東京オリンピック・パラリンピックではメインスタジアムとして使われる予定です。新しい国立競技場でも多くの感動が生まれ、記憶に残る試合が実現すれば良いと思います。 私もオリンピックの開会式やサッカー日本代表の試合を、家族と一緒に観戦しに行きたいと思います。