私の趣味は野球で、入社以来、大谷製鉄の野球部に所属しています。
　毎年、この暑い時季になると思い出すのが、高校の三年間に汗を流した野球の事です。よく甲子園大会の実況やニュースの中で、「筋書きのないストーリー」という言葉で表現されていますが、たしかにその通りだと思います。地方大会でも、もちろんそうです。高校生活の中で、野球に携わる約二年半の間、毎日のように汗まみれになって白球を追いかけ、最終目標である夏の大会に、高校球児はとてつもない熱意で挑む訳です。「プロ野球よりも高校野球を見ている方がおもしろい。」という言葉を耳にする事がありますが、私はもっともだと思います。夏の甲子園につながる大会は、全てが一度きりの勝負だからです。その一瞬一瞬のプレーに二年半の全てが込められている訳ですから、多くの人の心を揺れ動かすのは、当然と言えるのかもしれません。
　七月の半ば頃から各地で大会が始まりますが、今年も今から甲子園大会が楽しみです。全ての球児に、思い切り熱い夏を味わって欲しいと思っています。

鈍った身体を鍛え直して戦力に

　最近は、ほとんど見ることばかりだった私ですが、昨年の十二月に入社してから、大谷製鉄の野球部に入りプレーするようになりました。久しぶりに体を動かしてみて、昔の様に身体が全く動いてくれないことに驚きとショックを隠し切れませんでした。今の動きのままでは、皆さんにも迷惑がかかるので、どんどん練習にも参加し体を動かして、少しでも戦力になりたいと思っています。
　冬にあった野球部の集まりの際、今年の目標は優勝することだと聞きました。昔の様に野球を楽しみ、また、「優勝」という目標に向かって、先輩方の足を引っ張らないように頑張りたいと思っています。