社内報「鉄筋くんち」
生産管理室 ハンドルネーム 鉄子の部屋(女性)
大谷製鉄では、「鉄筋くんち」という社内報(A4判、16頁、カラー印刷)が発刊されています。制作に携わり、早いもので6年が経ちました。1月・4月・7月・10月と年に4回、季刊で発行しているわけですが、2010年1月発行の創刊号から数えて、この7月発行号でもう27冊目になります。と、ここまで書いて、自分でも「もうそんなになるのか!」とびっくりしています。 創刊号の編集会議の際は、「社内報のタイトルは何にしようか」「どんな内容のページが良いか」「表紙のデザインはどうしようか」など、編集委員全員で意見を出し合い、一から紙面を創っていきました。全てを一人で創り上げようと思うと到底無理な話ですが、十人集まれば十通りのバラエティに富んだアイデアがどんどん出てくるもので、会議の度に「なるほど、そんなアイデアもあるなあ!」と目からウロコがボロボロ落ちる思いでした。自分たちで集めた情報や写真がカラー印刷されて、ついに1冊の社内報の形になって届いた時は、その仕上がりに大興奮したことを覚えています。 恥ずかしいことに、社内報に携わる以前の私は、事務所で業務上接する範囲の方しか分からず、お話しする機会の少ない現場の方は、名前さえも知りませんでした。しかし、社内報の取材をさせていただくようになり、どの部署にどんな方がおられて、どんな仕事をされているのか、どんな趣味をお持ちなのかが少しずつ分かるようになっていき、(勝手な思い込みかもしれませんが)社員の皆さんとの心の距離がぎゅっと縮まったように感じています。 より魅力あふれる社内報を目指して 社内報では、各職場の業務や働く方々の紹介、当社の製品の紹介、福利厚生や制度の紹介などの他に、社員が紹介するお勧めの映画や本、お店の紹介なども掲載しています。社員の皆さん同士で「あの映画、僕も観ましたよ!面白かったです!」「あの店、私も好きなんです!パスタがおいしいですよね!」などと、会話が交わされているのを耳にすることも。 社員の中には、従業員数が300人に満たない会社とはいえ、「社内でまだ話したことがない人がいる」という方は少なからずいると思います。会社は「小さな社会、大きな家族」です。社内報は、社員同士の心の距離を少しずつ縮めることができるかけ橋のような存在になってほしい。そんな思いで編集業務に励んでいます。また、社員のご家族の皆さんにも、お父さんが、お母さんが、息子さんが、娘さんが、大谷製鉄でどんな仕事をしているのか、大谷製鉄ってどんな会社なのかを知っていただいたりするいい機会になればと思います。 創刊から6年経った今、編集委員のメンバーの顔触れも少しずつ変わり、紙面も当時とはまた違った新鮮な色を放っています。これからも、大谷製鉄をいろんな角度から切り取った、魅力あふれる社内報を創っていきたいと思います。