私の休日
技術部技術企画室 ハンドルネーム 山楽隊員(60代・男性)
深まりゆく秋。 実りの秋、食欲の秋ですが、私にとって今年はメタボ対応で“我慢の秋”です。 さて、今年は秋の初めにかけて雨ばかりの天気でしたね。農作業が遅れたこともあり、休日に紅葉を楽しんで散策することもできずにいますが、夏には、体力の確認も兼ね立山登山に行って来ました。天気予報は曇りでしたが、晴れ男の小生、朝7時前に家を出発、9時30分頃室堂に到着し、雄山山頂を見るとスッキリ晴れているではありませんか!よしっ天気は良好、体調も良好(!?)、元気に行くぞ!と心の中で叫びながら、まずは標高2,700メートルの一ノ越を目指しました。 凛とした小花に疲れが吹き飛ぶ 空の青さや切りたった山肌と残雪に感激し、周りを見渡しながら歩きました。一ノ越で休憩をとった後、いざ山頂へ…。眼下には深い青色のみくりが池、白い煙を吐く地獄谷が鮮明に映り、空気は爽やか、「今日は最高だー」と心で叫び、勢い勇んで山頂を目指し登ってみたものの、息が切れ、筋力の衰えを感じ今からでも引き返したほうが良くはないか、でもやり遂げねばと、思いが交錯していました。(こんなはずではなかったのだが…) そんな時、足元に紫色の小さくかわいい花、イワギキョウが咲いているのに気づきました。このような厳しい環境の中でも凛とした美しい強さに感激し、山頂へ向かうモチベーションとなりました。
(イワギキョウ)
しかし、山の天気は変わりやすく、いつも驚かされます。山頂まであと約15分という所で、急にガスがかかり水分たっぷりの風が吹き、残念ながら、晴れ男も山頂手前で終わってしまいました。 頂上に着いて、立山雄山神社に参拝し自分自身の今後の健康と家族の幸せ、家族に健康のことで迷惑をかけないようお祈りし、1時間ほどの滞在で下山しました。身体が冷えたのか、足が上がらず下山のほうが一層体力不足を感じ、普段から運動する心がけが大事だと痛感しました。 そうこうしていると雲もどこかに消え、また日差しがさして晴れてきたのです。そんなころころと変わる山の天気に気分を左右されながらも、立山の魅力を満喫してまいりました。山の魅力に惹かれ、来年もまた室堂付近か弥陀ヶ原のあたりで、散策をしていることと思います。 皆様もご一緒にいかがですか? たまには、環境を変え、気分転換を図ることも大事ですね。
(地獄谷)
(山頂 雄山で…) (室堂付近)