10月のある休日に新湊漁港を通りがかった時に、仲良く声を掛け合っている父子の釣り客を見かけました。そのとき、先々月に亡くなった父を思い出しました。
　父は九州出身で、富山に移った時も魚釣りが大好きでした。私が小学生の頃、特に天気の良い秋の休日は、近所の友達も連れて旧の新湊漁港へ「サヨリ」を釣りに行きました。
　その細長く特徴的な「サヨリ」は堤防からだけではなく、停泊している漁船から直ぐに海面へ、「サヨリ」がキラキラ光って群を成しているところに糸を垂らすだけで直ぐ釣れたのです。一日で父とクーラーボックスを大漁にして帰り、お刺身、天ぷらで美味しく堪能しました。
　四十九日法事を終え、改めて父との楽しい思い出に、心が癒される感じです。