OTANIでは2008年版から毎年オリジナルのカレンダーを制作しています。2017年版からは社員が心惹かれてシャッターを切った多数の応募作品の中から、12枚の写真を選んで季節を綴っています。早いもので、今年で5作目となりました。
　今年のカレンダーに採用された社員の中から、2名の社員に、写真を撮った時のエピソードや写真への想いなどを語っていただきました。

童心に返って

企画管理課　　かほり（女性）

2月「寒いのが好き！」

　子どもの頃は、雪が今よりも多く降ったように記憶しています。私の家のまわりは、田んぼ一面に雪が積もって、山を作ってそりで滑り下りたり、かまくらを作ってままごとをしたり楽しんでいました。子供の頃は、雪が降ると嬉しかったものですが、大人になって雪は厄介なものになりました。雪道の運転、除雪は本当に骨が折れます。
　2018年の冬、北陸地方では記録的な大雪となりました。実家のまわりの田んぼ一面に真っ平らに雪が積もるのを久しぶりに見ました。除雪しなきゃ、と玄関を出てうんざり。けれど、積もった雪にズボッ、ズボッと膝上まで沈み込む感覚が楽しくて、除雪を忘れ、しばらく雪と戯れていました。そのときに生まれたのが、“この子”です。整った顔とは言えませんが、味わい深い顔を気に入ってしまい、シャッターを切りました。
　童心がよみがえり、しばしの楽しい時間を過ごせたという意味では、雪もいいものだ、と思いました。

夫婦円満のあらわれ

安全管理部　　117（70代・男性）
 

5月「期間限定のツーショット」

　山口県出身の私ですが、ご縁あって当社に勤めることになりました。入社前に、妻と富山県立山町にあるグリーンパーク吉峰のラベンダー園を散策中、取材に来ていた地元紙のカメラマンに呼び止められました。なんでも、記事と一緒に載せる写真のモデルになってほしいとの事。我々も夫婦の良い記念になると思い、快く引き受けました。
　2019年5月、久々に妻が富山に来たので、落差日本一の「称名滝」を見物しに、再度立山を訪れました。どのような画角が上手な写真に見えるか試行錯誤して撮ったのがこの写真です。実はこのとき、称名滝の横を雪解けシーズン限定で流れる「ハンノキ滝」の存在は知らなかったのですが、あとから見返して、貴重なツーショットを収めていたことに気づきました。
　ラベンダー畑での出来事といい、ハンノキ滝をカメラに収められたことといい、立山にはつくづく運命を感じます。
　さて、私は会社の写真サークルの会長を務めています。もっと沢山の社員の皆さんと、皆さんが撮った写真でカレンダーを作っていけたら幸いです。良い写真が撮れたらどんどんお寄せいただき、もし写真に興味があれば、写真サークルに気軽に遊びに来ていただけると有難いです。