6月6日「おけいこの日」
製品発送課 ハンドルネーム 三毛猫(女性)
古くから「芸事の稽古始めは、数え年の6歳の6月6日にすると上達が早い」といわれていることから、6月6日は「おけいこの日」となったそうです。 私は小さい頃、書道とピアノ、スイミングの3つを習っていました。スイミングは小学1年生から小学3年生までの3年間、書道とピアノは保育園年長の5歳から小学6年生までの7年間通っていました。どうして習わせようと思ったのか親に尋ねると、書道は字が綺麗に書けるように、ピアノは楽譜が読めるようになって上手に演奏できるようにとの思いがあったそうです。スイミングは、3つ上の兄が幼い頃に気管支ぜんそくで苦労したそうで、気管支を鍛えるには水泳が良いということと、泳げた方が体育の授業でも良いだろうし、万が一水難事故に遭ったとしても、溺れずに命が助かる可能性が高いということが理由だったようです。
嫌でたまらない…
当時は、子供心に「友達と遊んだりテレビアニメを見る方がよっぽど楽しいのに。習い事、嫌だなぁ…」と思っていました。ピアノはあまり真面目に練習しなかったのでさほど上達しませんでしたし、毎週スイミングスクールに行く時間が迫ってくるのが憂鬱でした。でも、ピアノの発表会でステージで大勢の前で演奏したことや、学校で書いた書き初めで賞を貰ったこと、夏休みは毎日のように友達とプールに行き、思う存分泳いだことなど、良い思い出がたくさん出来ました。ピアノがきっかけで音楽が好きになり、中学・高校は吹奏楽部に入りました。コンクールや色々な行事での演奏は楽しかったですし、何よりもかけがえのない仲間や友人がたくさんできたことは、私の大きな財産になっています。 私の場合、どの習い事も他の子よりも取り立てて上手だったということはありませんでした。でも、大人になった今、改めて「どれも習っていて良かったな」と思います。習っていたからこそ感じられた喜びがたくさんありました。 習い事をさせてくれた親には感謝しています。「習い事、させてくれてありがとうね」と伝えると、親はなんだか嬉しそうにしていました。