新社会人、初の母の日に
平成19年度新入社員 ハンドルネーム ウッシーランド
この四月、私は大谷製鉄に入社して、新社会人として、また大谷製鉄の一員として、これから始まる日々に大きな期待を抱いています。こうして社会人としての一歩を踏み出した私のことを一番喜んでくれているのは誰だろうと考えてみると、やはり母ではないかと思います。 私の母は、私が末っ子ということもあり、いつも私のことを一番心配します。小学生の頃、吹奏楽をやっていた私は、厳しい練習で何度か泣きながら家に帰ってきたことがありました。そんなとき母は私が泣き止むまでそばにいてくれたのを覚えています。母は私の成長をいつも近くで見ていてくれました。 高校を卒業後、進学する学校について母は、私の選ぼうとする学校は「あなたが自分で決めてチャレンジしなさい」と私の意志を最優先してくれました。 合唱全国大会で2年連続1位 学生時代には合唱団に所属して活動する中で、次第に責任ある立場になってゆき、単位があまり取得できなくなりました。本来なら勉強に集中するべきだったのですが、当時、私は仲間と同じ目標に向かって練習することに充実感を感じ、スタッフとしての仕事にも打ち込んでいました。このままではストレートに卒業できないとわかったときも、「今しか出来ないことをやりたい」と母に話すと、「応援してあげる」と言ってくれました。 そのおかげで、2年連続で全国大会1位の成績を収めることが出来、貴重な思い出を作ることが出来たと思っています。 卒業までに余分な数年を必要としましたが、その間は両親にいろいろと負担をかけました。普通ならいくら親でも快く許さないことかもしれませんが、母は私の人生は私自身で決めるようにと言ってくれ、出来ることはしてあげる、と言ってくれました。 大谷製鉄に入社したときも、私の希望通りの就職ができたことをとても喜んでくれたのも母でした。 人としての優しさを学ぶ 大人になるにつれて、人はとかく「自分は一人で生きていける」という錯覚におちいりがちです。しかしよく考えてみると、私はこれまで多くの人に支えられて、そのおかげで生きてきました。友人、先輩、学校の先生など、感謝する人はたくさんいます。しかし、一番感謝しているのは両親です。親のありがたさというのは日常の生活ではあまり気付かないものです。 母が私に与えてくれた優しさは、私の人間性を大きく成長させてくれたと思っています。これから始まる社会人としての生活には、つらいことも、わからないことも数多くあると思いますが、早く両親に恩返しができるように日々努力を重ねていきたいと思います。