コレに注目! 山歩きシーズン
製品発送課 ハンドルネーム 山菜紀行
春から秋にかけて、山歩きをするようになって、数年になります。 近所の床屋の店主と山の話をしていたとき、立山町にある、円錐型で知られた「尖山」へ行ったときの話が面白く、自分も行ってみたいと思ったのがきっかけです。 私は高岡に住んでいるため、出かけるとなると主に五箇山や白山など、呉西の山が中心になり、最初の頃は小学生の息子と一緒に日帰りのコースを歩いて、休日を過ごしたりしました。 山歩きは、日帰りといっても、やっぱり準備は必要です。富山県は標高1000mから2500mくらいの山まで、日帰りで普通に行くことができます。だからと言って「日帰りだし、荷物はそれほど持たなくても…。」って考えている方はいませんか?山歩きを始めてから、ニュースで遭難者の事件を見るたびに他人事とは思えなくなりました。 日帰りでもきちんと装備 まず、必ず持っていく物は「水分」で、冷水かスポーツ飲料が最適です。山道の途中に水場があるコースもあるのですが、あくまで休憩場所として利用するものです。 当日だけでなく、前日の気候の変化にも注意します。前日に雨が降っている場合、山道はぬかるんでいるので、しっかりとした登山靴が必要です。高山ガスや雲が多いときは、突然の雨だけでなく、思いのほか寒くなるので、着替えや防寒具は欠かせません。そして、一番心掛けたいのは、迷う事無く来た道を戻れるくらいの用心が必要だということです。そのためには単独ではなく、多くの同行者と確認をしながら行くことです。また数年前からクマの出没がニュースで報じられるようになってからは、単独で行くことは本当に危険だと思います。 山を歩いていて、たまに空のペットボトルや菓子の空き袋を目にするときがあります。まるで自分の庭にゴミを捨てられたような悲しい気分になります。来た人全員が「出したゴミは持ち帰る」という基本的なマナーを守ってこそ、楽しい時間があるものだということを痛感します。 最近は仕事が忙しく、山歩きをする機会が少ないのですが、山菜に詳しい、山持ちの方と知り合い、一緒に山菜取りに行くことが多くなりました。何と言っても「食の魅力」がありますから。健康と食欲の一石二鳥ですね。