平成21年度新入社員へのメッセージA
生産管理室 ハンドルネーム 自然体(20代前半・女性)
昨年4月に入社して1年が過ぎた。今年の新入社員の皆さんにアドバイスするとしたら、どうしても「反面教師」的な内容になってしまう。この1年間、社会人として強く感じたことは、プライベートの時間を有効に使えていないこと。 始めのうちは、新入社員教育で学んだことの復習だったり、大学で学んだうちの苦手分野の勉強再開だったりなど、「学習」を念頭に置いて時間を使っていた気がする。しかし本来勉強が大好き、という訳ではないこと、苦手分野すぎて全く理解が進まなかったことなどで長続きしなかった。 やがて関心が向いたのはショッピングだ。学生時代のバイトとは桁違いの給料を手にしたことで購買意欲に火がつき、衣服や遊興費が高まる一方の生活になった。それはそれで快感だったのだが、ある時誰かの言葉「若いうちは遊ぶのもいいが、お金は自己投資に使いなさい」を聞いて自分の行動を顧み、後ろめたくなった。また何より懐にも余裕がなくなり、結構、短期間で軌道修正できた。 いまだにこれと言って… 普通はここから有意義な時間とお金の使い方ができるようになった話に行くのだろうが、いまだにプライベートの時間を特に何かするわけでもなく過ごしている。「社会情勢知らなきゃね!」と自分に言い聞かせて、テレビ視聴やネットサーフィンをしている時間が長いが、なんとなく自分に「後ろめたさ」を感じている…。 「時間と給料を有意義に使わなきゃ」の思いが強すぎたのかな。趣味が無い分、何か有意義なことを、の焦燥感に駆られるばかりで、学習と浪費の両極端に走り、結局何も身についていないようだ。 社会人2年目が始まる4月を目前に控えた今、改めて時間の使いようを見直している。「有意義に」の思いが強すぎると、自分を苦しめるだけだ。それに自分に向いてないことは長続きしない。急がず自然体で、プライベートの時間を、何とか充実させたいなぁと思う。結局「有意義な」時間にしたいってわけね。