平成21年度新入社員へのメッセージB
技術課 ハンドルネーム 一身一体(20代前半・男性)
大谷製鉄に入社して1年。1年前に思い描いていた理想の社会人像があまりにも立派過ぎたのかもしれませんが、今「社会人として成長できた」という実感よりも、毎日が勉強の日々です。 そんな私ですが、この1年で学んだことを一つ上げるとしたら「人の話は内容を理解できるまでとことん聞く」ということです。一見、できて当たり前のことのようですが、最初はその当たり前のことがなかなか出来ず、愕然としました。 学生時代から私は、人の話を聞かないうちに行動してしまう悪い癖があり、周りからはよく注意を受けていました。でも当時は、「社会人になれば自然とできるようになるだろう」と楽観的に考えていました。 「聞くのが恥」はプライドか? 入社直後は、話を聞くときにはこの癖が出ないよう、意識して話に耳を傾けるようにしていましたが、しばらくしてこの意識がだんだん薄れていきました。話の内容をよく理解しないまま行動することで、上司からの指示や意図と違う事をしてしまうこともありました。混乱して、自分が何をして良いかわからなくなってしまった、なんてことも・・・。 「わからないことを聞くのが恥ずかしい。」という妙なプライドが邪魔をして、なかなか素直に聞くことができず、その結果、上司や同僚に迷惑をかける始末です。 最近では、社会人としてこれではいけないと反省して、人の話を良く聴き、その意図するところを良く考えるようにしています。「当たり前のことを当たり前にやるというのは、難しいことなんだな」と、24歳になって実感している毎日です。 今年の抱負は「原点に立ち返る」ということ。自分の目指すべき目的が、その時々によってブレていたように感じます。入社前、入社当時の原点に戻り、目指すべき目標をしっかり定め、そこにまっすぐ爆走したいと思います。