趣味が高じて大会出場
製造部製鋼課 ハンドルネーム マッスル・リベンジ(30代前半・男性)
学生時代に柔道をしていた私は、社会人になってからは体がなまってしまい、3年前から「鍛え直したい」と思って、近所のトレーニング・ジムに通いました。 仕事をしながら、ジムで汗を流す日々のなか、ある日、ジムの店長から「ベンチプレスをやってみないか」と誘われました。なにやら、近いうちにベンチプレスの富山県大会があるとのことで、出場条件も特に問題無いので大会出場に向けて練習することにしました。 ベンチプレス競技には柔道と同じように「56kg級」「60kg級」といった階級があり、出場には体重制限をしなくてはなりません。私は「60kg級」に出場するので、普段の体重63kgから、減量するわけです。ただ…。食べることが好きなので、仕事終わりの空腹は耐え辛く、食べ物があると、何も考えずに目をそらします…。けれども試合のためにストイックに減量に励むのが、ある意味、試合までの自分にとっての精神強化になっているのだと思っています。そして試合5日前までは、自分の体を追い込み、その後は何もせずに、傷ついた筋肉を休めてやることで、当日、十分な力が発揮できるようになります。 「関西大会」で全国1位の手ごたえ そして初めての県大会。1階級4〜5人で競技が行われるのですが、想像以上にプレッシャーを感じ、試技では思うように腕が言うことを聞かず、バーベルを持ち上げられませんでした。競技記録は「無し」。自分の力が発揮できなかったことがすごく悔しくて、その後練習を積み重ね、その次の県大会では、なんと富山県で1位になったのです。このことを家族は喜んでくれた反面「危ないから、身体を壊すよ」と反対もされました。 今年5月に出場した関西大会はベンチプレスのほかに、スクワット、デッドリフトという種目がある「複合競技」でした。ただし、その大会が複合競技だと知ったのは、実は大会直前でした。仕方がないので、とりあえずベンチプレス種目だけオープン参加する事が許され、競技に挑んでみました。すると、結果は堂々の1位(富山県内の新記録でもあった)。当然、公式記録としては残りませんでしたが、全国1位への手ごたえを感じました。 今の目標は、全国1位、そして世界一を目指し、仕事と両立する為にも35歳を目処にして頑張りたいと思います。