特別寄稿
「OTANIふれ逢いステーション」参加から4年目
(番組パーソナリティの高岸恵子さんと打ち合わせ中)
FMとやま「ホール・フレンズ・クラブ」 ディレクター 坂口 雅幸
FMとやまの毎週木曜日、夜8時から放送している「ホール・フレンズ・クラブ」。県内の様々なホールで行なわれる各種イベントが、どういう意図で企画され、その中で特に注目するところはどこか。そこにはプランニングをする人の情熱や事業に賭ける思いがあるはず。それらを実際に企画した当事者に語っていただこう、というのが番組の狙いです。 平成13年4月に自分が番組を担当することになり、まずここで問題となるのはメインパーソナリティの高岸さん以外なじみがないこと。ラジオの場合、声しか伝えることが出来ないので1回のみの出演ではその情熱を伝えきれないというジレンマがありました。 そこで、各ホールにお願いしてレギュラーの出演者を決めてもらい、その人を介して事業紹介する形をとるようにしました。慣れればもともと知識のある人たちなので順調に番組を進行できるようになりました。 県内ミュージシャンにもスポット しかし、年数が進み、経済環境の変化などにより番組にも変化が必要になってきた平成18年4月、「OTANI ふれ逢いステーション」が参加してくださることになりました。 すでにご存知の通り、「ふれ逢いステーション」は県内を中心に、地道にクオリティの高い活動を続けているアーティストを県民の皆様に紹介するという趣旨で、発表の場を提供しているイベントです。これまでも県内で活躍するビッグバンドや永年の実績のあるPOPSのユニットなど多くの地元アーティストに出演していただきました。県内のミュージシャンにスポットを当てた番組内容も行えるようになり、「ホール・フレンズ・クラブ」としても幅をひろげることができたと思っています。 富山県には魅力ある人達がたくさんいます。芸術、文化、音楽、さまざまなジャンルで活躍している県内アーティストを紹介していきたいと思っています。 結局、「ホール・フレンズ・クラブ」とはそこに集まる人達の情熱に支えられ、その情熱を伝えることが使命なのだと感じます。