製造部圧延課 ハンドルネーム サム(30代後半・男性)
私の趣味はスキューバダイビングです。きっかけは友人の勧めで、まず体験ダイブに参加したことから始まりました。 北陸地方でダイブスポットと言えば、やはり越前海岸(福井県)です。国道305号線沿いにいくつものダイブショップが点在し、関西・中京・北陸から大勢のダイバーがやってきます。その中でもあまり人が来ない穴場スポットが、初ダイブのポイントでした。岩場から海岸に降りて日本海の荒波にのまれながら、水深1m位から徐々に深くなっていき、最大深度は約15m位でした。岩場から砂地、漁礁とあり、わりと魚がいて感動しましたよ。1回の潜水時間は10Lのタンクで約30分位だったと思います。その感動が忘れられなくてライセンスを取得しようと思い通い始めました。今までで約60本は潜っていると思います。 海外にも行きました。その中でもパラオは印象深かったです。パラオはグアムとフィリピンとの間にあり、ダイビングする人なら知らない人はいないほどの人気スポットです。 潮流の関係で魚影が濃く、パラクーダ(※1)の群れやシャーク、マンタなど巨大魚が多くいて、スポットも多くあり見飽きません。ちなみにシャークは、人は襲いませんから安心してくださいね。 「耳抜き」はこまめに 最初は「耳抜き」が大変でした。体には内耳、肺などに空間があり、水圧に応じて意図的に圧力を調整しなければ、激痛を感じます。その痛みを解消するために「耳抜き」をするのですが、一般的に、鼻をつまんだ状態で息を吹き込む方法と、唾を飲み込む方法とがあります。慣れてきたら唾を飲み込むだけで耳抜きが出来ます。水深3mからこまめにしていくことが大切ですよ。せっかく潜水しても、激痛でそれところではなかったら潜った意味がないですから。 後は中性浮力(※2)と呼吸が大切です。同じ位置で観察するときは中性浮力が出来ないと留まることが出来ません。BCD(※3)の空気調整で行いますが、タンクの空気を浮き袋に入れるか出すかですので難しくはないです。後は呼吸です。肺も浮き袋なので空気を吸うと肺が膨らみ浮上しますし、空気を吐くと肺が縮み沈みます。ゆっくりと呼吸し中性浮力を行うことで長く潜っていられます。 興味ある方は一度体験からでも始めてみたらどうでしょうか。宇宙遊泳している感覚を体験出来ますよ。水泳が苦手っていう人も大丈夫です。
(※1)パラクーダ・・・和名はオニカマス。ダイバーに人気がある魚の一種。 (※2)中性浮力・・・水中で楽に移動するためには、器材を含めた体の平均比重を水の比重と合わせる必要がある。こうすることで、体は浮く事も沈む事も無くなるので、静止するために運動することは必要なくなり、また最小限のエネルギー消費で移動することが可能となる。 (※3)BCD・・・スキューバダイビングに使用する浮力調整装置。 (以上、Wikipedia参考)