北陸最大級の学園祭に参加
生産管理室 ハンドルネーム エアーウォーカー(20代・女性)
大学4年の夏。学生生活最後の長期休みに、私は、石川県内全ての大学、短大、専門学校の学生で企画、立案、運営、広報、営業の全てを行なう「合同学園祭」に参加しました。 金沢市内にある中央公園で毎年行われるこの学園祭では、フリーマーケットや、焼きそばからタピオカジュースまで、あらゆるジャンルの屋台が出店されるほか、特設ステージでダンスやクイズ大会などさまざまなイベントが催されます。そのなかで私は昨年に引き続き、ファッションショーに出場しました。 このファッションショーは衣装、モデル、演出全てを学生が手がけます。この年は「環境」をテーマに「水、火、大地、空気」が取り上げられました。 私は「空気」の「淀んだ状態」を表現するモデルに決まりましたが、初めはイメージが湧かず戸惑っていました。自然という、広大でありながらも人々とは密接に関係しているものを、どのように表現すれば観客に伝わりやすいだろうかと模索してみました。汚れそのもののインパクトをまず与えられるよう、ファッションショーの担当者やほかのモデルさんと一緒に、音に合わせた表情や立ち振る舞いを練っていきました。 緊張感あふれる舞台裏 気合の入った学生達が勢ぞろいで、活気に満ち溢れていました。モデルたちも、派手な衣装、この上ないほどの奇抜なメイクを施され、出番に備えました。この日に向けて努力してきたこと、そしてステージの成功を祈り、皆で円陣を組んでからステージへ上がりました。 昨年はウォーキングで悔いが残りました。だから、今年こそは昨年と同じ失敗をしないように意識してステージを歩きました。その甲斐あり、前回より落ち着いてウォーキングできたと思います。出来は100点満点!…ではなかったけれど、自分なりに満足できたステージでした。 本番終了後は、この上ない達成感を味わいました。大勢で一つの目標に向かい努力し、皆で成し遂げることで、一人ひとりの心のなかに大きな感動と同時に仲間意識がはっきりと芽生えることを実感しました。 ちなみに現在でも当時のメンバーで飲み会を開いているほどです。大学で出会った友人とこれだけ絆を深められて本当に良かったと思います。