今まで温泉や銭湯というと、年配の方が行く所というイメージを持っていましたが、ある事をきっかけにして自分も知らないうちにその魅力にとりつかれている事にふと気付きました。
　1年半ほど前のことです。突然自宅の風呂が壊れて使えなくなったのです。修理には大掛かりな工事が必要で2か月程の間、私と家族は銭湯通いを余儀なくされました。そして、その事をきっかけにして温泉に興味をもち、色々と調べて“源泉100％掛け流し”“絶景露天風呂”などを求めて休日を利用し県内外の入浴施設へ出かけたりするようになりました。そうしているうちに、そんなに遠出しなくても、近場で手軽に楽しめる個性的な温泉（銭湯）がたくさんあることを知りました。そのいくつかを紹介します。

■泉質自慢、日本で4番目！
　当社からも近く、同じ射水市内にある日帰り入浴施設「天然温泉海王」です。
　なんでも、源泉に含まれる温泉成分量が日本で4番目に多いとのことで、その自慢の湯を加温・加水なしで内湯・露天風呂と足湯に、贅沢にも源泉100％掛け流しで使用しています。湯は黄土色で濁っており無臭で塩辛いのが特徴、濃い温泉成分（高張性という）の効果で短時間に体が温まると同時に保温効果が高く入浴後も体がポカポカです。
　自慢の湯にファンも多く、いつも入浴客でいっぱい。

天然温泉海王ホームページ http://onsen-kaiou.jp/

■温泉マニアには堪らない強烈なアブラ臭！
　氷見市の松田江浜そば、昨年10月に全面改装した「温泉民宿あおまさ」です。
　海のすぐ側ということで、お風呂の窓を開けると目の前は砂浜で、海が見えて眺め良し。
　湯は源泉を加温して掛け流しています。先に紹介した「天然温泉海王」と同様のナトリウム塩化物強塩泉とかで、見た目と効能は良く似ていますが、においが違います。枕木臭とかコールタール臭とか言われる強烈なアブラ臭がして頭がクラクラしてきますが、温泉マニアには堪らない匂いとかで好まれるらしいです。

富山県氷見市観光情報サイトホームページ（あおまさ紹介ページ）
http://www.kitokitohimi.com/stay/area6/aomasa.html

■お風呂の常識が通じない温泉！
　砺波市庄川町湯谷の小牧ダムそばの温泉宿「湯谷温泉」。
　ここも、加温・加水なしの源泉100％の掛け流しの温泉です。素泊まり専門の古びた温泉宿です。玄関から続く長い廊下と階段を進んで行くと脱衣所があり、そこからさらに風呂場へ階段を降りて行くと？？？いきなり湯船となりビックリします。洗い場がないというか、湯船からオーバーフローしたお湯で風呂全体が湯船になってしまっています。
　湯口からは大量のお湯が注がれており、風呂の深さは1メートル程もあります。ただ湯に浸かるだけの温泉です。ここの湯は無色透明で若干の硫黄臭がします。湯に浸かると肌に大量に気泡が付着して人工の炭酸泉に入った時のようになるのが特徴です。

湯谷温泉ホームページ http://www.yuya-spa.com/

■眺望が最高！
　温泉ではありませんが、深層水風呂や塩サウナなどの変わり風呂がある滑川市の滑川市民交流プラザにある入浴施設「あいらぶ湯」です。近代的なビル5階フロアの全てが入浴施設に使われており、山側と海側の2つの風呂が男女日替わりで利用できます。
　この施設の良いところはなんといっても眺望の良さで、海側では富山湾、山側では北アルプスが一望できます。天気の良い日に行くと、その眺めは最高で心癒され、いつまでも風呂に入っていたい気分にさせます。

滑川市民交流プラザホームページ（あいらぶ湯紹介ページ）http://www.plaza.namerikawa.net/5f.htm

　日本は温泉天国。県内にもまだまだ行ったことのない温泉が無数にあります。これからも“源泉100％掛け流し”など、それぞれ特徴ある温泉を求めて温泉巡りを続けていきたいと思います。