我が家の野菜づくり
製造部圧延課 ハンドルネーム 野菜生活(50代・男性)
我が家では、夏は、なす、きゅうり、トマト、トウモロコシ、冬は大根、白菜、カブなど、季節の野菜を育てている。 私のおぼえている限り、もともとは私の祖母、そのあとは父が畑の世話をしていた。14〜15年前に父から引き継ぐことになったが、そのときは仕事と別に畑仕事なんてする気にならなかった。とりあえず義務感で始めたものの、実際作業をやってみると意外と面白い。とくに収穫時の喜びはこの上ないものがあった。それで今ではシーズン毎に畑の世話をしている。 最近では、より美味しい野菜をつくるために土づくりにもこだわっている。比較的質の良い肥料を用意して土に混ぜ込むのだ。耕運機があれば、手間もかからず楽なのだが、鍬をもって昔ながらの手法で畑を耕す。 水やりや草むしりなど畑のメンテナンスも一苦労だ。水は多すぎても少なすぎてもいけないし、草むしりをおこたると肥料の栄養分が大幅に持っていかれてしまう。私一人で作業していて大変だと思うところもあるが、一つのものに打ち込める時間が持てることは良いことだと思う。 こうやって知恵と時間を費やして、我が家の野菜を育てている。 約束のプチトマト 今はちょうど夏野菜が収穫できる時期だ。毎朝4時半ごろに起きて畑の様子をみにいくと、新鮮なきゅうりがなっている。それを何本か採ってきて朝食に食べる。マヨネーズをつけるだけで十分美味しいが、浅漬けもおすすめだ。 我が家の野菜は、ほとんど自宅の食卓に並ぶが、食べきれないものは、近所や親戚におすそ分けする。近くに住んでいる息子夫婦にも必ずもっていくが、孫はトマトが嫌いのようで一口も食べてくれない。そこで、今年はプチトマトを1日1個は必ず食べてもらえるよう約束はしている。 近所にも野菜作りをされている方はいらっしゃるので、情報交換は欠かせない。スイカやカボチャなどを作っている方の話は興味深い。もし私が定年してもう少し時間に余裕ができれば、新しい野菜や果物にも挑戦してみたいと思っている。