初めての親子3人旅行
製造部圧延課 ハンドルネーム 父福神(40代・男性)
今から4、5年前に、妻、娘と親子3人で2泊3日の家族旅行に行く機会があった。 娘がまだ保育園に通っていた頃は、私の両親を混ぜた5人でいろいろなところへ泊りがけで遊びに行くことはあったが、今回は娘の保育園卒園と小学校入学を記念して、初めて3人で遊びに行く計画を立てた。 旅行先はいろいろ候補があったが、妻との新婚旅行先であり、それ以降も2人で遊びに行ったことがある「東京ディズニーランド」と、ちょっと興味があったお台場の「大江戸温泉物語」に行くことにした。 娘は3人で初めての旅行のためか、毎日そわそわとはしゃいでいて、旅行日前日は布団のなかに入ってもなかなか寝付けないようだった。 そして当日、外は良い天気で絶好の旅行日和。車に乗って出発した。 車中、普段は自分からはそれほどしゃべらない娘が、「ディズニーランドではねぇ…」「ミッキーに会えるかなぁ」「温泉って大きい?」などと、自分から私たちに話をしてくれた。そのはしゃぐ姿は本当に微笑ましく、親としては大変嬉しかった。 “そわそわ”が次第に増して… 最初に訪れた大江戸温泉は、温泉を利用した日帰り入浴施設。日本初の温泉テーマパークとして2003年に開業した老舗だ。江戸の町を都心に再現したお台場の名所として、また気軽に行ける温泉施設として老若男女問わず幅広い人気がある。建物は結構大きくてなかには何種類ものお風呂がある。風呂に入るのが大好きな娘は、部屋に入ってから妻と一緒にお風呂めぐりをして、満足な顔をしていた。 そして2日目、娘が一番楽しみにしていた東京ディズニーランドへ向かう。車内で私たちがディズニーランドに行ったときの思い出なんかを話しているのを娘が嬉しそうな表情で聞いていた。 宿泊したホテルからはシャトルバスでの移動だったが、バスの車内では“そわそわ度”Max!じっと座っていられないようで、終始落ち着かない様子だった。 ディズニーランドに着いてバスを降りると、娘は受付まで一直線に走っていった。敷地に入ってからは、見るものすべてが新鮮だったようで、妻や私をおいてあっちこっちではしゃぎまわっていた。なかでも、船に乗って不思議な世界を回るイッツ・ア・スモール・ワールドでは、一緒になって歌を歌っている様子が本当にかわいらしかった。ミッキーマウスやミニーマウスと一緒に記念撮影もできた。雨で夜のパレードと花火が見られなかったことが唯一残念だったが、帰りの車のなかでは楽しかったエピソードを私たちにいっぱい話してくれ娘にとって良い思い出になったのだと思う。 この旅行では家ではなかなか見ることのできない娘の表情がいくつもあり、また成長ぶりにも気付かされ、私たち夫婦にとっても大変よい旅行となった。最近はなかなか出かけられていないが、機会があればまた3人でディズニーランドに行きたい。今度はどんな表情や成長がみられるか、楽しみだ。