娘たちの悩み
製造部資材課 ハンドルネーム Godzilla55(50代・男性)
私には2人の娘がいる。4月から、長女が高校3年生、次女が中学1年生。どうやら彼女らなりの悩みがあるようだ。 長女の悩みは、1年後に迫った大学受験。彼女には私たち両親から2つの条件があたえられている。 一つ目は家庭の経済情勢を考慮して大学を選ぶ事、二つ目は将来自分がどんな仕事に就きたいのか考え大学を選ぶ事。彼女にとってはどれも大問題ではありますが、特に二つ目に悩んでいる。現時点で彼女には“何になりたい”、“こんな仕事がしたい”という思いが明確にないと言うのだ。この就職氷河期、専門知識や特化した技術を持つ女性は有利だと思い、親としては専門的な資格の取れる大学を勧めているが、今はあまり実感がわかない様だ。自分の学生時代を思い出してみても、今の娘となんら変わらないので偉ぶった事は言えないのだが、私が約30年社会人を経験したうえで、一番大事なのは“学力や知識では無く、人間関係、人とのコミュニケーションを大切にする事だ”と娘には言っている。…十分偉そうだと長女に口を曲げられそうだが。 献立表とにらめっこ 次女の悩みは、私たちにとっては考えられないものだ。中学校の給食を時間内に残さず食べられるか心配している。中学校の給食は、小学校よりも多くなると聞いたようで、「好き嫌いないけど、とにかく量が多い…」と毎日献立表を見てはため息をついている。赤ちゃんの頃は、母乳をよく飲みまるまるとしていたが、成長するにつれ食が細くなっているようで、小学校では給食を食べ終わった頃には休み時間が終了していると言うのだ。私が小学校の頃は、とにかく早く給食を食べ終え、いち早くグランドや体育館で遊んでいたものだが。次女の悩みを聞いていると、可哀そうでもあり可愛くも見える。 2人の悩みに、親として出来る限りのアドバイスはしているが、実際に物事を決め実行するのは本人である。長女は将来を決める大事な1年、次女は中学校生活の1年目でこちらも大切な年となる。大いに悩み、ときに苦しみ、そして何より楽しみ、思いっきり遊んで、(勉強も頑張って、)有意義な1年にしてほしいと思っている。 娘へ。どうしても解決できない事があれば相談してください。…ただし、勉強はお母さんにお願いしますね。父より。