編集後記
編集部 かほり
毎朝通勤途中に、車内から一列に並んだ小学生たちの登校シーンをよく見かけます。4月になると、新1年生が列の先頭を行く高学年の速さに一生懸命追いつこうと、自分の背中より大きなランドセルを揺らしながら小走りする姿をよく見かけ、それが可愛らしく眼に映ります。 私が通った小学校にも「集団登校」の習慣があって、同じ地区に住む子供たちが一列に並んで登校していました。1年生の初登校の日、集団登校班長の歩くスピードになかなか着いていけなかった私。それを不憫に思ってくれたのか、次の日からは班長が私の手をとり、後に続く他学年の子たちも私のスピードに合わせて歩いてくれた記憶があります。 車の中から小学生たちの姿をみて、あのときの恥ずかしくも嬉しかった気持ちがよみがえり、朝のせわしい気持ちが少しだけ和む気がします。