離れた場所からも満喫
―　北日本新聞納涼花火大会　―

技術部電気課　Ｔ．Ｍ

　神通川で毎年行われる花火大会は、もともと富山大空襲で犠牲になった人たちの鎮魂と永遠の平和を願い、終戦直後の昭和22年から行われているそうです。毎年多くの観光客が訪れ、全国から取り寄せた10号尺玉を打ち上げる「尺玉花火の競演」を満喫します。
　私は中学生時代に友人8人ほどで見に行きました。神通川緑地公園では多くの屋台が並ぶので、花火を観て楽しむというよりは、屋台の食べ物を買って皆で食べ歩くことに夢中でした。私のお気に入りのベビーカステラ屋も4店舗出店しており、行列に並んでやっと購入できました。4店舗の中では、いつも見かけていた白髪のおじいちゃんが作ったものが今でも一番美味しいと思っています。
　そういえば、帰りの市電まで向かうときに、あまりにも見物客が多くて友人の一人がつまづいて足をねんざしてしまったことを憶えています。全員で彼のサポートをしながら駅に向かっていたら終電ギリギリの時間になってしまい、間一髪で間に合ったのが印象深く残っています。
　当時は友人と一緒に食べ歩くことがメインでしたが、大人になった今、純粋に花火を楽しみに行こうかと思います。

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◆第66回北日本新聞納涼花火大会（富山会場）
日時：2012年8月1日（水）19：35〜20：30（予定）
場所：神通川有沢橋下流
悪天の場合：雨天決行（荒天時は8月2日（木）に延期）
花火打ち上げ：3000発

“漁師の街”の花火大会
―　じゃんとこい魚津まつり会場花火大会　―

製造部製鋼課　Ｙ．Ｏ

　毎年8月、大漁と海上の無事安全を祈り諏訪神社でたてもん祭りが開催されます。高さ15mの大柱に90余りの提灯を帆型につるした「たてもん」を若者たちが威勢よく引き回す豪快さには、思わず息を飲んでしまいます。また市街では、郷土芸能の「せりこみ蝶六」の街流しが行われ、見物客を魅了します。
　そして会場では2000発もの花火が夜空を彩ります。私は小学生のときに家族で観ましたが、船の上から打ち上げられる花火の迫力に驚いたのを憶えています。海上花火は珍しくないですが、きらびやかな船が何隻も海上に浮かぶ様子はなかなか見られないと思います。いつもは静かな漁港がこの日ばかりは賑やかになり、地元に住む者としてはとても誇らしい気分になります。
　漁師の街らしい花火大会を見に、ぜひ魚津へお越しください。

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◆じゃんとこい魚津まつり会場花火大会
日時：2012年8月4日（土）19：30〜20：20
場所：魚津港
悪天の場合：荒天時は8月6日（月）に延期
花火打ち上げ：2000発