我が家の小さなペット
管理部管理課 ハンドルネーム イナカもの(50代・男性)
最近、クワガタ虫を飼っています。家に小学生の子供はいませんし、自分が好き好んで買ってきたわけでもありません。たまたま玄関に埃まみれになって身動きが取れなくなっていたところを発見・救助したのがきっかけです。 最初に見つけた妻はとっさにゴキブリかと思ったようです。けれど、ゴキブリにしては動きが遅く、触角のかわりに少し湾曲した角があったため、ノコギリクワガタだとわかりました。まだ身体も小さく、角の湾曲も少ないですが正真正銘のノコギリクワガタでした。我が家の周りは自然がいっぱい、木々も生い茂っています。何処からか飛んできて、たまたま我が家の玄関に降り立ったみたいです。 本当は逃がしてやればよかったのですが、妻が飼う気満々で捕まえてしまい、子供が小さいとき使っていた昆虫ケースに土と一緒に入れ、エサまで用意してしまいました。最初はかわいそうだから逃がしてやればいいのにと思っていた私も、愛嬌のある動きを見ていると面白く感じ、今では自分が一番はまってしまっています。 愛くるしい動きにくぎづけ クワガタといえば小学生の頃を思い出します。夏になると友人と一緒に、近所の林、二上山や海老坂の山へクワガタを捕りに行った記憶があります。ノコギリクワガタの他にも、ミヤマクワガタやクワガタムシの中でも最大級の大きさを誇るヒラタクワガタなど、様々な種類を数多く捕まえるのが楽しみで、友人と数を競ったりもしました。 クワガタは夜行性のため、昼間は土の中にもぐり、じっとして姿も見せませんが、夜になると土中から出てきてガサコソと活動を始め、えさの蜜を吸ったりしています。たまにケースのふたをあけ身体を突っついてみると、角を大きく開き、6本の足を大きく広げて後ろに倒れんばかりに仰け反って威嚇の構えを見せます。この姿がなんとも愛らしく、私の心を和ませてくれます。最近少しずつ身体も大きくなってきているような気がして、毎日の観察は欠かせません。今後も愛嬌のある元気な動きで、私たち家族を楽しませて欲しいです。